決め手は「理科」

先日終わった公立高校入試の開示得点の報告を頂いています。

現段階で報告を頂いている点数をみると、もっとも差がついているのは「理科」です。

北辰テストや入試模擬テストでは同じくらいの実力だった生徒でも、本番の理科では20~30点もの差がついてしまっています。

今回の理科は、決して難しいテストではなかったと思います。

実際、80点以上の点数が取れている生徒さんも多いです。

北辰テストや入試模擬テストでは理科に苦戦していた生徒さんでも、60点を超える点数を取っていたりします。

一方で北辰テストや入試模擬テストでは偏差値65を取ることもあった生徒さんが60点台に沈んでいるケースもあります。

普段の授業ではできる、学校の定期テストではできる、会場慣れした北辰テストでもできる。

このレベルではまだ勉強が不足していたのかもしれません。

今までの人生で一番緊張する日。

時間にも追われてい焦っている状態。

そんな中でもミスなく点数を重ねることができる強固な知識。ちょっとやそっとでは揺るがない知識。

頭で分かってるレベルで満足することなく、体全身に染み込むくらい暗記を繰り返す。周りに説明できるくらいの内容を理解する。

そういうレベルまで到達していた生徒さんが得点を重ねられたのかもしれません。

応用問題ができるできないの戦いではなかったと思います。

基礎知識をいかに強固に暗記し、完璧に理解できていたかの戦いだったように思います。

(実際の結果を見ても、応用問題は全く解けていなくても高得点を取っている生徒さんがいます。)

埼玉県の公立高校入試は理社が決め手になると毎年言われています。

まだ開示得点の報告も途中段階ではありますが、今のところの結果を見るとそれは今年も同じだったのではないか、と感じています。

すでに塾では新年度が始まっています。

新中3生の勝負はもう始まっています。

「こうすればよかった…」とならないよう、今年の受験生には今まで以上に「理社」に対する強固な知識を身に着けてもらおうと思います。

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