何が成績を変えたのか?

本日は北辰テスト前日でしたので、受験生たちが12時~18時まで学習をしに来ました。

これが最後の北辰になる生徒も多いですので、いつもよりも緊張した空気が流れていたように思います。

また、今までの北辰前日よりも1点に対する執着を感じる生徒も多かったです。

18時の終わりの時間ギリギリまで、何人もの生徒が質問に来てくれました。

今日は早く寝て、明日はしっかり力が出せるようにしてほしいと願います。


さて、話は変わりますが、この2学期、中学2年生で何人かの生徒たちの成績が変わりました。

「1つ上のレベルの成績で安定してきた」という感じです。

その中の一人に「何か自分の中で変えたことはある?」と質問してみました。

成績を変えたのが何か分かれば、今後の指導にも大いに役に立つと思ったのです。

「よく分からないけど、学校の休み時間とかにも少し勉強するようになったかも…」

そのように話してくれました。

もちろん学校の休み時間の短い間での勉強量というのはそれほど多くはないでしょう。

1日あたり10分か20分あたりかもしれません。

その「10分、20分の勉強量」が成績に大きく影響したわけではないと思うのです。

もし、10分、20分の勉強量で成績が飛躍するのならば、私は喜んで塾の授業時間を10分、20分伸ばしますから。

この生徒の成績を大きく変えたのは、勉強に対する「意識」だと思うのです。

「学校の短い休み時間ですら無駄にしたくない。」

「少しの時間でも知識を詰め込みたい。」

そういう勉強に対する前向きな「意識」。

たとえば塾で3時間の勉強が強制されたときに、それを嫌々やるのか。

それとも、「テストで点をとるためにできるだけ知識を詰め込んでやろう!」と前向きにやるのか。

同じ3時間でも、頭に入っていくものは大きく違ってくるはずです。テスト対策の三週間、毎日その意識の差で過ごせば、同じ時間だけ机に座っていても、ものすごい差になると思います。

そして前向きな意識で入れ込んだ知識は「絶対に忘れないでおこう!」と思うはずですから、記憶の残りもまた変わってくるように思うのです。


学校の休み時間も勉強する。

簡単にできそうでできないですよね?

だって、休み時間は休んでいい訳ですから。そして周りの友達もおしゃべりを楽しんでいる訳ですから。

わずか10分、わずか5分と言えども、その環境の中で勉強に向かえる意識は凄いと思います。

こういう話をすると「じゃあ自分は意識が変わらないから、やっぱりダメだ。」なんて思われるかもしれませんがそれは違います。

行動が意識を変えることも多いのです。

この記事を読んでくれているそこの君。

せっかくここまで読んでくれたのです。

学校の休み時間にちょっとでも勉強する、ということを一度だけでもいいから試してみてはいかがでしょうか。

友だちとおしゃべりをしたい、ちょっとでも勉強から離れたい、周りは誰も勉強してない、それでも少しでも勉強をしてみる。

もしかしたら、その少しで勉強に対して前向きな気持ちが芽生えるかもしれませんよ。

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