プラネタリウムで学ぶ市町村名の掟!?

受験生の皆さん、昨日の北辰テストお疲れさまでした。

夏休み中ずっと勉強をして来ましたのでホッと一息つきたいところだと思いますが、すぐに10月の北辰テスト、二学期中間テストがやって来ます。

大変だと思いますが、ここは踏ん張ってすぐに次に向かって意識を切り替えてください。

私事になりますが、昨日は久しぶりに子どもたちを連れてプラネタリウムに行ってきました。

狭山市の稲荷山公園近くにプラネタリウムがあるんです。

係の方の話によると非常に古いプラネタリウムということで、なんと埼玉県内で最も古いものだそうです。

偶然なのか大阪府にある狭山市も同時期に同じプラネタリウムを置いたのだとか。

皆さんは川越市民ですので、あんまり狭山市には興味がないと思いますが、大阪にも狭山市があるんですね。

ネットで検索をかけるとちょこちょこ見かけるので、私はその存在はだいぶ前から知っていました。

が・・・

なんと大阪にある狭山市は「狭山市」ではないそうです。

「何言ってんだ、先生。意味不明なことを言うんじゃないよ!」と怒られそうですが、大阪の狭山市は「大阪狭山市」というのだそうです。

プラネタリウムの係の方の話では、市町村というのは同じ名前をつけることは原則できないそうです。

ですから、大阪の狭山町が狭山市に格上げになるときに、「あれ、埼玉県にすでに狭山市があるぞ!同じ名前にはできない!!」となったそうです。

大阪の狭山市が「大阪狭山市」であることを初めて知り、何とも言えない不思議な感動がありました。

さてここで気づいたことがあります。

大阪の狭山町も、町の時はOKだったわけですよね。

ということは、一方が市で、一方が町であればOKということです。

実は「川越」という名前も三重県にあるんですよ?皆さん、知ってましたか?

ただ、三重県の方は人口15,000人くらいの「町」です。

われわれの住む川越は人口350,000人の「市」です。

だからこの場合は「名前がダブってはいけない」というルールには違反していないようです。

三重の川越町が市に昇格するときは、どんな名前になるのでしょうか。気になります。

大阪狭山市の話に戻りましょう。

大阪の狭山町が市に昇格するときに、どんな名前が良いかの住民アンケートがあったそうです。

1位が「河内狭山市」。

2位が「さやま市」。

3位が「大阪狭山市」。

「あれ?3位の名前が採用されてるぞ?なぜ?」

と、疑問に思いますよね?

なんと、住民アンケートを取っておきながら、行政主導で大阪狭山市に決定しちゃったそうです。。(wikipedia情報)

私が住民だったら「だったらアンケートなんか取るんじゃないよ!!」と怒ってしまいそうですが…

ちなみに大阪狭山市の隣には河内長野市という市があるんですね。

勘の良い人は気づいたと思います。

まさか、この「河内長野市」も大阪狭山市と同じように長野県の長野市とダブったから・・・?

その通りみたいです(;^_^A

大阪の長野町が市に昇格するときに、すでに長野県の長野市があったわけですね。

「長野市」という名前は、残念ながら使えなかったわけです。

プラネタリウムに行きながら、社会の勉強になったという不思議な体験でした・・・(笑)

プラネタリウムに行ったので、最後に星座についての豆知識も一つ。

オリオン座という星座の話です。

オリオンは山で動物を根こそぎ取ってしまう男だったそうです。

「このままでは山の動物がいなくなってしまう…、大変だ!!」と思った神様が、大サソリを放ってサソリの毒でオリオンを殺してしまいました。

オリオンは星座になった後も、サソリのことを恐れてさそり座が出ている間は決して空に出てこないそうです。

だからさそり座の季節は夏。オリオン座はその反対の冬。

ということです。

この話を知っていると、さそり座とオリオン座の季節が頭に残りそうですね!

中3生はこれから理科で天体の分野に入っていきますので、ぜひ覚えておいてほしい話です。

とくにオリオン座の季節はかなり大事ですので。

子ども向けのプラネタリウムでしたが、家族でいちばん感動したのは圧倒的に私だったようです・・・(笑)

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