やればやるほど不足を知り、不安になる

651㎞。

これは私が今年の9月~今日までに走った合計の距離です。

地図にすると山口学習塾から宮城県仙台市の伊達政宗像を見に行って帰って来られる距離です。(大変分かりにくい例えで申し訳ございません。。)

しつこいくらいに生徒の皆さんには話していますので、私がなぜ走っているかは皆さんご存じだと思います。

そうです、明後日行われる小江戸川越マラソンのためです。

もう少し具体的にいうと、小江戸川越マラソンで1時間30分を切るためです。

21㎞を1時間30分で走るには、1㎞を4分13秒くらいで走り続ける必要があります。

正直、私のような陸上経験のないオジサンにとっては結構辛いのです…( ;∀;)

ですから9月からの3か月で651㎞くらいは走らないと目標達成は厳しい訳ですが…

では、大会を直前に「よし、これだけトレーニングしたのだから1時間30分は切れるだろう!」と自信を持っているか…というと全く持っていません。

むしろ、「5㎞~10㎞くらいまでの距離だったらスピードは例年よりついている気がするけど、それ以上の距離を持続して走る力は不足している気がする…」など、不安の方が多かったりします。

おそらく今年は過去最高にトレーニングをしたと思います。

過去最高に自分を追い込んだと思います。(自分で言うのもおかしい気がしますが…)

しかし、大会直前の今、過去最高に不安だったりするのです。。(;^_^A

ちなみに去年は同時期に走り込んだ距離は551㎞でした。

今年と比べて100㎞も少なかったのです。

そして、トレーニングの段階で出ていたタイムも今年よりも遅いものでした。

それにも関わらず、去年は「まあ、本番は周りにたくさん人もいるし、誰かについて行けば1時間30分は切れるかもしれないなぁ。」なんて楽観的に考えていたのです。

たいして追い込んでないぶん、現実が分かってなかったのだと思います。

自分の走力も正確に把握できないレベルでしか努力をしてなかったのだと。

常にどこか手を抜いている・・・そんなトレーニングをしていたので

「まあ、本気になればもう少し走れるでしょ?」

のような根拠のない余裕があったのだと思います。

余裕・・・ではないですね、、完全に油断です。。

今年はそれなりに走り込んだ分だけ、冷静に自分の弱さや、21㎞を1時間30分で走ることの難しさを捉えられている気がします。

おそらくですが最初の10㎞を4分13秒ペースで、ある程度の余裕を持って終えられないと厳しいかもしれません。

川越マラソンは後半にいくつも上り坂が控えているので後半に余裕がないと失速してしまうのです。

特に、川越西郵便局の近くの坂は…

辞めましょう。

川越マラソンの私の展望など書いてしまったら、この記事はいつになっても終わらないような気がしますので…(笑)

今日の話はもしかしたら皆さんの勉強、とくに受験生の勉強と似た部分があるのかもしれません。

おそらく受験生はここから入試本番まで追い込めば追い込むほど不安になっていくと思います。

勉強すればするほど、自分の力がハッキリ分かってきます。

今の自分に何が足りないか、そして志望校まであとどのくらいの距離があるか。

そういうことは努力を重ねれば重ねるほど、力が付けば付くほど、ハッキリと見えてくるものだと思うのです。

そして、不安になる。

でも、その不安こそが皆さんの努力の証であり、志望校の合格が近づいてきている証拠なのです。

私のマラソンと受験生の勉強を強引に結び付けてしまいましたが、不安になるほど努力をしたことを誇りに思えるような受験勉強をして欲しいと願っています!

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