4/3の中3社会小テスト(ヒント集)

4月3日、春期講習最初の授業で行う社会の小テストのヒントを出します。

  • 第一次護憲運動(だいいちじごけんうんどう)が広まり、藩閥政治をしいていた桂太郎(かつらたろう)内閣は1913年に退陣した。
  • 第一次世界大戦により、日本経済は戦景気(たいせんけいき)という好景気の状態になった。
  • シベリア出兵を見越した米の買い占めにより米価が上がった。それが原因で富山県をスタートに米騒動(こめそうどう)が全国に広まった。この米騒動が原因で寺内正毅内閣が退陣し、1918年に原敬(はらたかし)が本格的な政党内閣(せいとうないかく)を組織した。
  • 大正デモクラシー(たいしょうデモクラシー)が高まる中で吉野作造(よしのさくぞう)は「一般民衆の意向に沿って政策を決定すべきである」という民本主義(みんぽんしゅぎ)を唱えた。
  • 美濃部達吉(みのべたつきち)は「主権は国家にあり、天皇は国家の最高機関として憲法に従って統治すべき」という天皇機関説(てんのうきかんせつ)を唱えた。
  • 第一次世界大戦中の経済の発展によって労働者たちは労働運動をおこし、ストライキなどを行うようになった。また、農村でも小作人たちが小作料の減額などを求めて小作争議(こさくそうぎ)を行った。
  • 部落差別(ぶらくさべつ)に苦しむ人々が差別からの解放を目指して全国水平社(ぜんこくすいへいしゃ)を組織した。
  • 市川房枝や平塚らいてう(ひらつからいちょう)らは女性差別からの解放を目指して、新婦人協会(しんふじんきょうかい)を設立した。
  • 1925年、加藤高明(かとうたかあき)内閣は満25歳以上の男子に選挙権を与える普通選挙法(ふつうせんきょほう)を制定した。また、同時期に共産主義を取り締まるための治安維持法(ちあんいじほう)も制定された。 ☞ 「選挙の歴史を学ぼう」(京都市選挙管理委員会)
  • 1925年には東京、名古屋、大阪でラジオ放送が開始された。また、大正時代には新聞の発行部数が100万部を超えるようになった。
  • 柳宗悦(やなぎむねよし)は朝鮮の美術工芸や日本の民芸に美しさを見出し、民芸運動を起こした。
  • 芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)は知性的な短編小説で人気を集めた。代表作は『羅生門』である。
  • 労働者の生活をえがいたプロレタリア文学の代表的な人物は小林多喜二(こばやしたきじ)である。
  • 文化住宅という欧米風の外観や応接室を備えた住宅が普及した。
  • 1923年に関東大震災(かんとうだいしんさい)が発生し、東京、横浜などを中心に多くの犠牲者を出した。

☞ 気象庁HP「関東大震災 写真集」

TOP