議論とはなにか?

突然ですがみなさん、「オモコロ」というサイトをご存じでしょうか。

 オモコロはとにかくおもしろい記事がたくさん読めるサイトです。どのような記事があるかといいますと

【対決】画面越しにビビらせろ!「インターホン ビビらせ選手権」!

本気で命乞いしたらどこまで寿命を延ばせるのか?第1回命乞い選手権

【工作】コタツから出れないので『強制的に人を追い出すコタツ』を作ってみた

と、いったものがあります。題名だけでかなりインパクトがありますね。

 わたしのおすすめの記事は、

【犬派vsダニ派】ド素人もハンデさえあればディベート上級者に勝てるのか!?

というもの。

 ディベートとは、ある論題に賛成・反対の立場で分かれ、スピーチによって第三者を説得する競技のことです。しっかりとルールの定められた議論のスポーツみたいなもので、何かについて説得をすすめ、最後に投票で勝敗を決めます。

 この記事では、題名にあるとおり、未経験者がハンデをもらってディベート部とスピーチで戦います。議論のテーマは「ペットに向いているのは犬か?ダニか?」。犬派に未経験者を、ダニ派にディベート部をそれぞれ立たせて戦っていきます。ものすごくしょうもない話題ですね。

 記事の中にはディベートの簡単な説明があります。それによると、自分が賛成か反対か、どちらの立場に立つことになるのかは、実際のディベートの試合の直前までわからないそうです。

ですから例えば、「学校にスマホを持ち込んでいいか、悪いか」というテーマでディベートをすることになったとき、賛成なのに反対の立場に立たされたり、逆に反対なのに賛成の立場に立たされることもあるかもしれません。そう考えると、自分がどの主張をもっていて何に賛成で何に反対なのかは、議論の本質ではない、と言えます。今度だれかと何かを議論する際には、いっそ立場を逆転させてみてはいかがでしょうか。客観的な視点が身につけられるかもしれません。

 記事の話に戻りましょう。ネタバレになるのであまり多くのことは言えませんが、とにかく、一度読んでみてください。ディベートというものがどういうものなのか、犬派とダニ派の議論でわかると思います。頭の良さそうな人がダニをペットする利点について大まじめに語っている姿も、とてもおもしろいです。これを読んだらみなさんも、ダニを飼いたくなってしまうかも。

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