自分に合った暗記方法をみつけよう

先日、ある生徒がこんなことを言っていました。

「英語の教科書本文のここの英文が家で何時間やっても覚えられない!覚えなきゃいけないところがあと3つも残ってるのに1つも終わらない!」

私も塾生時代は教科書本文の暗記をずっとやっていたので、その大変さはよくわかります。

それを聞いて私は、「この方法があなたに合うかはわからないけど、私はこうやって覚えてたよ。」と、塾生時代にどういう風にして覚えていたかをその生徒に言いました。

その生徒はよく私の話を聞いてくれ、「ちょっとその方法でやってみます。」と言ってくれました。

約1時間後、その生徒の様子を見に行くと、覚えなければならない3つの英文のうち、2つを終わらせていました。

私は驚いて、どうやって覚えたのか聞いてみると、

「先生の方法だと時間かかっちゃうので、自分でこういう風にやり方を変えてみたらめっちゃ覚えられるようになりました!」

私は、その生徒の力になれて、とてもうれしく感じました。

暗記の方法は人それぞれ違います。

10人いたら、10人それぞれに「自分に合った覚え方」があります。

暗記する力というのは時間をかけて培われていくものではありますが、ほかの人よりも明らかに暗記のスピードが遅い人は、「自分に合った覚え方」を見つけられていない可能性があります。

「暗記が苦手」という人は、今とは違う暗記方法も試してみるといいかもしれません。

特に「ノートにその単語を何回も書いて覚えてます!」と言っている人ほど、暗記が苦手な印象があります。そういう人は一度「ノートに書いていい回数は〇回まで」と上限回数を決めてみましょう。案外そっちの方が覚えられるかもしれません。

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