正しい下げ幅で戦う入試力。

本日の午前中に行った平成30年度福島県の公立高校入試の英語。

明らかに難しかったですね。

上位生たちもかなり苦戦していました。

難易度が高いテスト(=平均点が低いテスト)のポイント。

正しい点数の落ち方をしているか。という点。

平均点が通常よりも10点低いテストであれば、自分もいつもより10点低くても入試の合格に関しては問題ない訳です。周りも軒並み10点程度低いわけですから。

10点低い合格ラインに合わせた下げ幅であれば何も問題ない。

しかし、難易度が高くなった瞬間に周りが10点落とす中20点落とすのは正しい落ち方ではありません。周りが落とすよりも、さらに大きく点数が落ちてしまうタイプの生徒はまだまだ入試にむけての仕上がりが不十分です。

難しい問題に出会ったときに、周りよりも大きく点数を落としてしまう生徒は、難しい問題に面食らって冷静に問題に向き合えていない可能性があります。どうあがいても解けない問題に不要に時間を使ってしまったり、分からない問題が連続することで頭がパニックになって、解ける問題も落としている可能性があります。

時間配分、問題の取捨選択、精神のタフさ、単純な知識の量ではない入試に必要な力、入試力みたいなものがまだまだ不足しているんです。

知識の量、問題を解く力、いわゆる学力を伸ばしていくことも当然必要ですが、これからの時期は入試を冷静に戦う力、どんな場面でも自分の実力を最大限に出す力、つまり入試力を訓練していく時期でもあります。

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