昨日、授業終了後に一人の受験生から質問を受けました。
「今の時期って、定期テストの勉強と北辰テストの勉強、どっちの方を重視してやった方がいいですか?」
とても良い質問だと思います。
本当に結果を残したい、と思うからこその質問です。
こういう質問をしてくれる受験生は伸びる傾向があります。
やらされている勉強ではなく、自分のためにやる勉強になっている証拠だと思います。
冒頭の質問に対する私の答えを載せておきます。
同じように気になっている受験生も多いと思いますので。
北辰テストの一週間前までは学校の定期テスト勉強を重視した方がいいと思います。
毎日の3時間30分の勉強で言えば、
2時間30分=定期テスト勉強、1時間=北辰の勉強
これを9月24日まで。
9月25日から9月27日はこの逆で、
1時間=定期テスト勉強、2時間30分=北辰の勉強
9月28日~9月30日の残り3日間は北辰直前となるので、気になって定期テストの勉強は手につかなくなることでしょう。
残り3日間は北辰テストの勉強に振り切れる。
一つの例としてこんな学習配分を示しました。
ただ、あくまでこれは「定期テストの勉強にある程度目途が立つ」場合です。
北辰テストは取り返しがつきますが、内申点は取り返しがつきません。
定期テストの勉強が不足してしまうのは絶対にマズいです。
定期テストの勉強が進んでいなければ、北辰テストの直前でも定期テストの勉強をしなければいけません。
簡単に言えば、「早めに定期テストの勉強を終わらせてしまい、北辰テストの勉強に入る」のが安全ということです。
定期テストは範囲が絞られています。
勉強に終わりはないのでこの表現が適切か分かりませんが、定期テストは「終わりが見えやすい勉強」です。
「終わりが見えやすい勉強をまず始めに終わらせてしまう」というのが精神的にも良いと思います。
(定期テストの勉強が全然終わっていないと、北辰の勉強をしていても「あぁ、定期テストもヤバいのにぃ~」と焦ってしまう可能性もあります。)
北辰テストの勉強は範囲が広いですので、いくらやっても終わりは見えません。
終わりが見えない勉強を優先させてしまうと、気付いたときには「定期テストの勉強を全然やってなかった…」という事態に陥る危険性もあります。
人それぞれ勉強のペースはあると思いますので、それぞれが一番効率の良いやり方をしてくれることを願います。
今回の記事が、今、北辰・定期テストの勉強配分に悩んでいる受験生の役に少しでも立てば幸いです。