ただ単に「良かった」「ダメだった」ではなく

期末テストの結果報告が続いています。

その中で中3生の報告は「さすが」と思わせる言葉が多いです。

「一番点数が悪いのは理科だったけど、自分としては数学の方が課題が多い。勉強して分かるところがあったのに、他の問題に時間を使い過ぎて手を付けることができなかった。時間配分をもっと気を付けないと…」

「『誤っている箇所は正しい答えに直せ』なのに×と書いてしまった。もっと問題文を丁寧に読まないといけないと思った。自分はそういうミスが多いから、入試までに本当に意識しないとヤバい…」

一方で中1生、中2生にテストの反省点を聞くと、ただ単に「点数が低かった。ダメだった。」と答えることも多いんですね。

確かに点数が真っ先に意識に上るのは仕方のないことです。

テストの点数で通知表も変わって来ますので、それが一番気になるのは当たり前のことだと思います。

しかし、「点数が良かった・悪かった」の先にある具体的な問題点をしっかり見つめないと、次のテストでもまた同じミスを繰り返す可能性があります。

中3生はいよいよ本番が迫って来ています。

「次にどうにかしないともう後がない…」という真剣な意識になっている人が多いのだと思います。

本当にテストの点数を上げたいと思うからこそ、自分の欠点を正面から見つめて絶対に改善しないといけない具体的なポイントを見つけ出しているのだと思います。

1,2年生もテストの結果が返ってきたら、ただ単に点数が「良かった」「ダメだった」ではなく、何がどう良くてどう悪かったのか、そしてそれはどうしたら改善できるのか、そこまで考えてみて欲しいと思います。

そうすることで今後の学習に繋がることがきっとあるはずです。

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