乳化

先週の大崎がペペロンチーノを作ったというInstagramの投稿を見て、私もペペロンチーノについて記事を書いてみました!

ちなみに私、得意料理は何ですかと聞かれれば「ペペロンチーノ!!」とい答えるくらい得意な料理でございます!

ペペロンチーノはパスタとオリーブオイルと唐辛子とニンニクと少ない材料で作ることができます。そのお手軽さが魅力の一つでもあります。

しかし、私はペペロンチーノを今まで何度も作っていますが、同じ味になることはほとんどありません。オリーブオイルの量や種類、ニンニクの量や種類や形、唐辛子の量や種類や形、パスタの種類、量、茹で具合、茹でるときに入れる塩の量、茹で汁を入れて乳化(にゅうか)させるかどうかなど、いろいろな要素で味がものすごく変化します。ペペロンチーノはシンプルですが奥深い料理でもあります。

その中でも、茹で汁を入れて乳化させるというのは、知り合いの料理人に聞いて知ったものです。その一手間を加えるだけで味や風味が見違えるように変わります。

乳化(にゅうか)は、油と水などの混ざりにくい液体を均一な混合物にすることです。通常、油と水は互いに混ざりにくい性質を持っていますが、乳化を介してこれらの液体を安定したエマルションと呼ばれる混合物に変えることができます。エマルションは微細な液滴が均等に分散した状態を指します。

オリーブオイルと茹で汁が乳化することで、ソースがなめらかでクリーミーになり、パスタが均一にコーティングされ、味や口当たりがまろやかになります。そして、ニンニクや唐辛子、オリーブオイルの風味が均一にソース全体に広がり、各成分が調和し、より一体感のある味わいになります。乳化したソースは分離しにくいので、食べる間に味のばらつきがおきなくなり、さらに新たな風味も生まれソース全体の味わいが深化します。

ペペロンチーノのInstagramを見た人は是非、大崎に「ペペロンチーノを作るときにちゃんと乳化させましたか?」と聞いてみてください!

TOP