突然ですがみなさん、先日、山口先生が書かれたゲーム『マインクラフト』についての記事をもうお読みになりましたでしょうか?
わたしもゲームがかなり好きな人間です。大学の卒業論文もゲームと文学作品に絡めて執筆しました。マインクラフトも当然、プレイ済みです。
『マインクラフト』というゲームは立方体でできた世界で物造りをしたり、冒険をしたりするゲームです。有名な『ポケットモンスターシリーズ』や『ドラゴンクエストシリーズ』などと違うのは、何らかの明確な目的が設定されておらず、何でも自由に行動ができるところです。たとえば『ポケットモンスターシリーズ』であれば、強い相手と戦って勝つとか、『ドラゴンクエストシリーズ』でいえば世界を救うといったゴールがあると思いますが、『マインクラフト』にはそういったものはありません(一応、ある敵を倒せばエンディングが流れますが)。
『マインクラフト』はサンドボックス(砂場という意味)ゲームというジャンルで、自分が作りたいもの、やりたいことが何でもできます。たとえば、冒険はもちろん、家を建てたり、動物を手なずけたり、ゲームの中で機会を組み立てたり……あまりに多くのことができるので、理論上、マインクラフトの中でマインクラフトというゲームを作りだすことができるそうです。イメージがつきにくいかもしれませんが、小説でいえば登場人物が作品のなかで小説を書いている、といった感じでしょうか。
山口先生の記事を拝見したところ、長女さんは何をすればいいかわからない、とのこと。マインクラフトというゲームは自由度がかなり高いゲームです。それゆえに目的を自分で設定しなければなりません。何をすればいいのかわからないのであれば、まずは家を建てるところから始めてはいかがでしょうか。