ギュスターヴ・フローベール

こんにちは、サポーターの相川です。

今年も葉が色づき始めてきましたね。

私の大学は自然が豊かなので今とても綺麗に紅葉していて、朝、構内を歩いていると景色を撮っている方をよく見かけます。

もう少し経つと紅葉も枯れてしまう季節になりますので、皆さんも疲れた時など上を見て自然に癒されてみてください。

さて、今回は趣向を変えて、『三つの物語』という短編集のなかの『純な心/素朴な人』という本を紹介したいと思います。

この本の著者は記事の題にもある通り、フランスの作家である、ギュスターヴ・フローベールで、彼の代表作は『ボバリー夫人(19世紀 長編小説)』、『感情教育(1869年刊行 長編小説)』などです。

そして今回紹介する『三つの物語』という短編小説集を彼は1877年に刊行しています。

あらすじを紹介します。

このお話は、フェリシテという勤勉で愛情深い使用人の人生について書かれたものです。

何度辛いことがあっても見返りを求めない無償の愛を与え続ける健気な使用人の人生を、本を通して知ることができます。

純粋すぎるがゆえに何でも信じてしまって危うい存在ですが自分の身を捨てる覚悟で主人を守ろうとする強い面も垣間見ることができる面白い本です。

日本以外の国で執筆された本は、当然日本と歴史が違うので考え方が違っていたり、歴史的背景から本を読み解くことができたりと様々な楽しみ方があります(日本文学でも歴史的背景から読み解くことができる本はあります)。

この本はフランス語で書かれたものですが、日本語訳のものもあります。

短編集で短いので、読んでみたいけど長いのは読みたくない、という方にも楽しんで読んでいただけると思います。

日本だけではなく海外の文化に触れてみたい方の第一歩にこのブログが役に立ちましたら幸いです。

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