私の授業では、はじめに板書を渡して、
「これを○分以内に写してください。終わらなかった人は家で写してきてもらいます。」
という形式をとることが多いです。
制限時間を引き延ばすことはほとんどありません。
この形式をとるのには理由があります。
それは、今のうちから速く書く癖をつけてほしいからです。
私は、生徒の時から、山口先生に言われ続けてきました。
「書くスピードの遅いやつが、速いやつに勉強で勝てるわけがない」と。
速く書けるということは、それだけ多くの問題を解けるということです。
例えば、「私はサッカー選手です。」を英訳しましょう。という問題が出されたとします。
”I am a soccer player.”という文1つ書くにも、
速い人なら5秒で書けます。
遅い人は12秒くらいかかります。
そして、書くのが速い人は問題文を見て1秒で答えを書き始めます。
遅い人は答えを書き始めるまで3秒はかかります。
問題を1問解くのに6秒かかる人と15秒かかる人、どちらの学力がより伸びるかは明確です。
これから何千問、何万問という問題を解いていくことになりますから、書くスピードの差が、解ける問題数の差になっていきます。
ていねいに書きたい気持ちも分かりますが、多少ていねいさを犠牲にしてでも、速く書く意識をすることが重要です。
まずは今のうちから早く書く意識を持って板書を写していきましょう!