「あの時、頑張ったな。」と思える場所に

今週、生徒の皆さんにクリスマスツリーの飾りつけを頼んで来ました。

が・・・皆さん、こだわり過ぎです!!丁寧に飾り過ぎなのです!!

パッパッと飾らないから、まだまだ飾りが残っているのに12月になってしまったではないですか!!

・・・ということで、クリスマスツリーの飾りつけの仕上げをするために本日は朝から教室に入っていたわけですが。。

突然、見知らぬ若者が教室の中に入って来たではありませんか!!

保護者様・・・?

いや、それにしては若過ぎる…

ん?あれ?どこか見覚えがあるぞ・・・

「あぁ、Y君か!!」

中学生時代のイメージとは打って変わって、ものすごいイケメンになった卒業生のY君でした。

塾のインスタでクリスマスツリーを出したということを知り、様子を見に来てくれたらしいです。

そしたら、たまたま私がクリスマスツリーの飾りつけをしていたところだったのです(;^_^A

Y君は今は社会人です。

本人は「楽しく仕事をやらせてもらっている。」と言っていましたが、きっと大変なこともたくさんあるでしょう。

忙しい毎日の中、わざわざ塾に顔を出してくれて本当にうれしく思いました。

Y君との会話の中で、こんなことを言ってもらいました。

「この塾で毎日のように勉強したのは良い思い出です。あの時は本当に一番勉強を頑張ったと思います。いつも塾を通るたびに『あぁ、あの時の俺は頑張ってたな。』と思うんです。」と。

その言葉を聞いてとても嬉しく思いました。

我々の仕事は生徒さん達の成績のアップや志望校合格のためのサポートをすることです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

しかし、Y君は受験勉強を通して、学力以外の何か大事なこと、将来につながる大事なこともつかみ取ってくれたのだと思います。

もちろん、それはY君自身が努力をしたからです。

Y君自身が自分の力でつかみ取ったものです。

我々が与えられるものではありませんし、私自身、Y君がつかみ取ったそれが何なのかは分かりません。

でも、Y君が大人になって塾を通るたびに「あの時の俺は頑張ってたな。」と思ってもらえる場所を作れたことには、「この仕事をやってきて良かったな…」と心から思います。

もちろん、私一人ではこの場所を作ることはできません。

一緒に働いてくれている講師達、サポーター達、そして一生懸命塾に通って来てくれる生徒さん達、ご協力いただいている保護者様達に感謝をしないといけないとも思います。

今、通ってくれている生徒さん達も、塾に通うことが「大変だなぁ…」と思う時もあるかもしれません。

でも、そこを乗り越えて努力を続け、Y君のように成績アップや学力向上以外の大切な何かを自分自身でつかみ取ってくれたら、本当に嬉しく思います。

我々も、いつまでも卒業生たちに「あぁ、あの時の自分はここで本当に頑張ったなぁ。」と思ってもらえる塾を作り続けたいと思います。

Y君、今日はありがとう!!

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