サポーターの三原です。皆さんは“Frankenstein(フランケンシュタイン)”という小説を知っていますか?これは1818年に出版されたイギリスのホラー小説です。この本には現代英語にはない文法や単語が多く使われているため、注釈なしでは読み進められない程難しかったですが、内容は案外面白かったです。
【あらすじ】
主人公のVictor(ヴィクター)は死者を蘇らせる研究に没頭し、やがてCreature(クリーチャー)を生み出す。しかし出来上がったCreatureは化け物そのもので、Victorはそんな彼を恐れ拒絶し、逃げ出します。一人残されたCreatureは人が住む町や村へ行くが、Creatureは人間たちと普通に接したいのに見た目のせいで人々に恐れられ、罵倒される日々を送ることになります。彼は一人孤独に感じ、“なぜ俺を生み出したんだ”と生みの親であるVictorを恨むようになります。やがてVictorの元に自ら赴き、“自分の番となる女性のCreatureを創れ、さもなければお前に不幸をもたらす”と脅迫します。しかしVictorはこれを断ったので、Creatureによって立て続けに不幸な出来事(Victorの身内がどんどん死んでいく)が起こり、彼はこの現実に苦しめられます…。
個人的にこの作品は、“人を見た目で判断すべきではない”ということを強く訴えていると思います。物語中盤にあるCreature目線で描かれている場面を読むと、それが特によく伝わってきます。主人公はVictorなので、彼がこの一連の出来事の被害者であるような描き方がされていますが、同時に彼がこの悲劇に対して一番責任を取るべき人物であるとも言えます。Creatureはハナから殺人なんてするつもりはなく、ただ人間と同じように話して楽しく生きたかっただけなので、そもそもVictorが初めからCreatureに対して愛情をもって接していれば、悲劇的展開にはならなかったと思うからです。
授業で扱うため仕方なく読んだというものの、ストーリーがかなり作り込まれていて意外にも面白かったし、出版されて200年近く経った今でもイギリスで人気の小説である理由がよくわかりました。おそらく日本語版もあると思うので、気になった人はぜひ読んでみてください!
-
夏期講習後半戦スタート
記事がありません