AIには出せない答え

先日、ある高校の説明会に行きました。

その説明会の中で、

「これからの時代はAIとともに生きて行かなければいけない。その中で人間はどうあるべきなのか。」

というような話を校長先生がされていました。

非常に面白かったのが、その話の流れの中で出されたクイズです。

「靴下、スニーカー、帽子、長靴。この4つの中で仲間外れはどれか?」

AIが出した答えは帽子。理由は帽子だけが履くものではないから。

「では、人間にしか出せない答えとはどういう答えなのか。AIが絶対に答えないような答えとは、どういうものなのか。皆さん、考えてください。」

と、校長先生が説明会に参加していたわれわれ塾講師に投げかけました。

「AIには出せない答えってなんなんだろう?」

非常に難しい問いかけだと思いました。

1人の塾の先生が答えました。

「スニーカーだと思います。スニーカーだけは紐を結ばないと機能しないからです。」

なるほど、たしかにそうだな、と私も納得しました。

しかし、校長先生が言いました。

「その答えはAIでも出せるはずです。スニーカーが紐をしめて使うものだということは、調べればわかることですから。AIは調べるのがとても上手なんです。AIでも出せない答えというのは、非常に主観的なことです。その人にしか分からないことであれば、AIには答えることができないのです。これからの時代は、それが大事なんです。」

非常に熱く語られていました。

その熱意に押され、私はもっと真剣にこの問いに向き合ってみました。

すると、私だけの仲間外れが見つかったのです。

それは、長靴です。

「そういえば長靴だけは買った記憶がないな。」

と思ったのです。

靴下も、スニーカーも、帽子も買ったことはあります。

しかし、長靴は自分でレジに持っていき買った記憶がないのです。

もちろん、長靴は子供のときから持っていましたし、今も持っています。

しかし、子どものときは親が買ってきてくれましたし、今、家にある私の長靴は、何かのついでに妻が買ってきてくれたものです。

私が直接、お店の人にお金を払って買ったことが長靴だけはないのです。

とはいえ、こんな私的などうでもいい話を、塾の先生がたくさん集まる中で発表してもいいものかどうか…

なにか恥ずかしい思いもありましたが、普段から生徒の皆さんに

「間違ってもいいんだよ。どんどん発言してね。」

と言っている手前、臆していてはいけないな、と。

手を挙げるとすぐに校長先生に指名され、発表することに。

発表すると、周りからは笑い声が。。

まあ、そりゃそうですよね、くだらない答えですから・・・(;^_^A

しかし、校長先生は

「いいですね!それです!そういうことです!」

と褒めてくれました(笑)

ふだん褒められることが少ないので、年甲斐もなくうれしい気持ちになりました。

何はともあれ、「AIに出せない答えを人間は出していかなければいけない」という言葉は非常に心に残りました。

そういうことを考えたこともなかったので、学校説明会でありながら、自分自身の人生の勉強になったような気がします。

どこの学校の説明会かを書くと、特定の学校に肩入れしてしまうような気がしないでもないですので、ここで書くことは控えたいと思いますm(__)m

もし、この記事の学校が気になる人がいたら、ぜひ直接聞いていただければ幸いです!

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