質問ができる環境づくり

多くの方が抱えている集団指導塾のイメージ。

それは

「授業が一方校に進んで行くばかりで質問ができない」

ということかもしれません。

たしかに集団指導というのは1人の先生が10人~20人の生徒を教えますので(もっと多い生徒さんを教える塾もありますが)、「先生が前で授業をする」ということだけに焦点を当てていたら、生徒さんからの質問を受け付けることはなかなかできないかと思います。

集団指導塾であっても、生徒さんからの質問に可能な限り答えていくにはどうしたらいいか。

山口学習塾ではここにこだわりを持って指導をしています。

まず、われわれの授業は演習を多くとっています。

一方的な解説はできるだけ短く終わらせ、演習をどんどん生徒さんにやってもらいます。

そして、生徒さんに解いてもらった課題プリントやテキストの問題をどんどん提出してもらいます。

それを丸付けし、気になるところがあればこちらから声をかけ解説をしていきます。

もちろん、演習中に分からないことがあれば生徒さんからも質問をしてもらいます。

さらに、「今日は質問が多くなりそうだな」という授業回の場合、われわれ講師だけでなく卒業生のサポーターも質問対応に加わってもらいます。

また、自習や補習の際にも授業に入っていない講師やサポーターが生徒さんの質問対応を行います。

私が過去に勤めていた集団指導の大手塾では、生徒さん達は講師が授業に入っていない時間を狙って質問に来なければいけませんでした。

しかし、大手塾の講師は夕方以降は毎日夜中まで授業が続きます。

講師の体が開いている時間は、休憩時間の5分程度だったりするのです。

その時間に答えることができる質問はせいぜい1,2問くらいです。

引っ込み思案の生徒さんは、おそらく全く質問できずに終わっていたのではないでしょうか。

「生徒からの質問にできるだけ応える」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、実際は授業の形や人員の配置から本気で用意しなければできないことだと感じています。

また質問に応えることだけに力を入れても不十分だと考えています。

「生徒さんから質問を多く出してもらうこと」にも力を注ぐ必要があります。

休み時間になるべく多くの生徒さんと会話を交わしたり、演習中に頻繁に声をかけたり、とにかく生徒さん達とコミュニケーションを多くとっています。

「この先生は気軽に質問しても良いんだ!」と安心感を持ってもらうことが非常に大事だと考えています。

講師だけでなく、サポーター達にも

「なるべく生徒たちと話をしなさい。」「できるだけ早く生徒の名前を覚えなさい。」

と伝えているのもそのためです。

もちろん、まだまだ我々の質問対応の態勢もカンペキではないと思います。

もっともっと生徒さんから質問が多く出てもらうにはどうしたらいいか、考え続けないといけないと思います。

そして、我々ももっともっと分かりやすく、早く、正確に質問に答えられるようにならないといけないと思います。

「山口学習塾に行けば、いつでも質問に応えてくれる」

そんな風に生徒さん全員に思ってもらえる塾をこれからも目指していきたいと思います。

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