読書の正月

今回は私事の記事になります。

今年の正月ですが、例によって自分の実家と妻の実家に顔を出した以外はとくにすることもなく…。

(1月4日に妻と長女と次女は東武動物公園に行きましたが、私と長男は家に置き去りにされました。。)

そこで久しぶりに本を買ってみました。

ブック〇フで新春セールが行われていたのです。(まだ行われているかも?)

いつもはビジネス書などが多いのですが、今回は完全に趣味の本を、ということで池波正太郎先生の剣客商売シリーズを3冊買いました。

秋山小兵衛という架空の剣豪が家族や友人とともに色んな事件に巻き込まれる時代小説です。

秋山小兵衛が江戸の町を駆け巡るのですが、そのさりげない風景描写が当時の江戸の町を想像させ、正月ののんびりとした時間を満喫できたような気がします。

さて、その剣客商売シリーズですが、架空の人物だけでなく、実在の人物も何人か出てきます。

その最も有名どころが田沼意次。

江戸時代の老中ですね。

田沼意次は主人公である秋山小兵衛の息子、秋山大治郎の義理の父親として出てくるのです。

田沼意次は歴史の授業などでは「賄賂政治」とともに語られたりしますが、剣客商売の中では聡明な人物として描かれています。

逆に田沼意次のライバルとして出て来る松平定信は嫉妬深い人物として書かれています。

歴史の教科書を読むと、寛政の改革の主導者として、いかにも「清廉潔白で優秀」というイメージを持ってしまうこともありますが、剣客商売シリーズでは田沼意次に強い恨みを持って、時にはその義理の息子である秋山大治郎を厳しく問い詰めようとする人物として書かれています。

読んでいると、「きっと池波正太郎先生は松平定信のことはあんまり好きではないんだろうな…」と、想像してしまいます(笑)

(あ、でも鬼平犯科帳では松平定信はそんなに嫌な人物ではなかったような…)

こういう歴史小説を読んでいると、歴史の人物像が、歴史の授業で習った時のイメージとだいぶ違ったりして面白く感じることがあります。

小中学生の皆さんはまだまだ歴史小説に興味を持つ人は少ないかもしれませんが、機会があったら読んでみるといいかもしれません。

私も最初は「なんか堅苦しそうだな…」と思いながらも、司馬遼太郎先生の何かを手に取ったのが最初だった気がします。(岡田以蔵の話だったか、新選組の話だったか…忘れてしまいましたが。。)

ミステリー小説や恋愛小説と違ってハラハラドキドキはあんまりないかもしれませんが(私自身は歴史小説でも十分ハラハラドキドキします)、当時の人たちの暮らしを想像して、「自分が当時の日本に生まれていたらどうなっていただろうか」など考えながら読んでみるのも楽しいかもしれません。

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