本日、生徒さんから「この計算どうしたら簡単にできますか。」という質問がきました。時間をかければ解ける問題でしたが、簡単にする方法を考えるとは、とても良いことですね。
難しい計算問題や整数問題に出会ったとき、考えることの一つとして大切なのは、「どのように計算したら、簡単に計算できるか」があります。だから、今回は計算を簡単にする大切さについて書いていきます。
そもそも今まで習った因数分解や有理化、約分というのは、計算を簡単にするために学んできました。したがって、計算を簡単にするというは、これまでの総合的な計算力が重要とされます。
9.8×0.5+0.3×9.8+3.1×0.2+0.2×2.7を計算しなさい。
この問題は工夫すると簡単に解ける問題です。
共通因数が9.8と0.2なので、
9.8(0.5+0.3)+0.2(3.1+6.7)=9.8×0.8+0.2×9.8
これもまた、共通因数が9.8なので、
9.8(0.8+0.2)=9.8×1=9.8
というように求めることができます。
このような工夫して簡単にする問題が受験ではたくさん問われます。普段から工夫して解くことで数学力を鍛えましょう。