緑と縁、系ありと系なし

昨夜の中3理社の授業が終わり。

私は猛烈に反省をしました。

まだまだ塾講師として未熟なんだと…

大学1年生の頃から家庭教師、塾講師のアルバイトを始め。

新卒で就職した会社も大手学習塾。

塾講師としての歴はもう20年以上になります。

しかし、「まだまだ指導力が未熟なんだなァ…」と。

木枯らし吹く冬の夜、切ない気持ちで家に帰りました…

オジサンの哀愁漂う泣き言はこのあたりにして。

昨夜の授業の話に少しタイムスリップをしたいと思います。

昨夜の中3理社の授業。

中3理科の天体分野の最後の内容でした。

宇宙の広がり、という単元です。

この単元はほぼ知識の暗記。

ですから、私は暗記する上で誤解しやすい部分だけ強調して皆さんに伝えました。

1つは、銀河と銀河系について。

「系」が付く、付かないについて、3回は繰り返し説明した気がします。

もう一つ。

これはBクラスだけで伝えた内容になりますが。

「太陽系外縁天体」の「縁」という字。

これを「緑」と書く人が多いので注意すること。

その2点だけを強調して伝えたんですね。

いや、強調して”伝えたつもり”だったんです。

皆さんの説明を聞く表情を見て、「うん、これなら大丈夫だろう。」と。

「さすがは受験生、みんな真剣に聞いてくれてるな」と。

そして、問題演習の時間に突入。

さすがは受験生、手を抜いている生徒は1人もなし。

どんどん問題を終わらせて、どんどん提出してくれます。

こちらの丸付けも追いつかないほどに。

・・・が

丸を付けていると「系」をつけて欲しいのについてない銀河。

逆につけて欲しくないのについている銀河系。

そして、現れる太陽系外「緑」天体という言葉…( ;∀;)

地球から離れたところを回る緑の星・・・

ドラ〇ンボールのナ〇ック星を想像してしまいました。

いや、冗談を言ってる場合ではなく、、

(あれだけ言ったのに~)

と悲しくなりました。

何が悲しいって、たった2つを皆さんに確実に伝えることができてない、という自分自身の未熟さにです。

「絶対にこれだけは伝えきるんだ!」という覚悟が足りなかったのでしょう。

皆さんの頭の中にこびりつくように伝えるだけの工夫が足りなかったのでしょう。

語呂合わせでも考えれば良かったのか…

それとも説明にリズムでも付ければ良かったのか…

もしかしたら天体ダンスを踊っていれば、あるいは…

(天体ダンス、なんてものがあるかどうかは不明ですが。)

冗談のようですが、こういうことをけっこう真剣に考えていたりするのです。

(たぶん、塾の先生はみんなそうだと思います。思ったように生徒さんに伝わってない時は、いろいろ反省したり、悩んだりするのが塾講師という仕事ですので…)

情けない記事を書いてしまいましたが、もし、この記事を読んでくれた受験生がいたとしたら。

この記事をもって、銀河と銀河系の違い、太陽系外「縁」天体を正確に覚えてくれたら・・・と願います。

そして、私自身、改めてもっともっと精進しようと思ってます!!

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