眠いのは誰でも同じ。大事なのは次の行動。

運動部の中学生は大変だと思います。(文化部でも吹奏楽部などは大変だと思いますが。)

朝6時台には起きて学校に行く人もいるでしょう。

6時間の授業を受けて、そしてその後は部活動。

家に帰ってご飯を食べたら、その後すぐに塾へ…

眠い人も多いですよね。

おそらく私でも皆さんと同じような生活をしていたら、夜の塾の授業は眠くなるかもしれません。

皆さんの中にはこう思っている人もいるかもしれません。

「成績の良い人たちは、きっと自分とは違い、勉強中に眠くなったりしないんだろうな~。」と。

そんなことはありません。

たとえば学年5位以内に入るような生徒さんでも眠そうにしていることはあります。

(もっと言えば学年1位を取るような生徒さんでもそういう時はあります。)

実は、成績に関係なく眠いのは誰でも同じなんですね。

当たり前と言えば当たり前です。

成績が良いからといって体の構造が「睡眠をとらなくても大丈夫」なんてことはあり得ませんから。

同じ人間、同じ中学生、同じような生活をしていれば眠い時はみんな眠いのです。

ただ、「眠い」と感じた後の行動には大きな差があると思います。

「眠い」⇒「まあ、ちょっとくらいいいか。先生の目を盗んでできるだけ居眠りしちゃおう。先生が起こしてくれるまで寝よう。」と考える人もいるかもしれません。

でも、良い成績を取る生徒さんの多くが、「眠い」の後の行動を工夫しているというか、強い意志を持って行動している気がします。

先日はある生徒さんが私にこう言いました。

「先生、どうしても眠いので外を少し歩いて来ていいですか?」と。

別の生徒さんはこう言いました。

「先生、顔を洗って来てもいいですか?」と。

面白いケースでは、「先生、眠気覚ましのツボを押してください。」と手のひらを差し出してくる生徒さんも。

次の時間に備えて5分、10分という短い休み時間に目をつぶって休んでいる生徒さんもいます。

(一方で、授業中は眠そうにしていたのに、休み時間になると一生懸命スマホ画面を見ている生徒さんも…)

他にも、塾に来る前に少しでも仮眠の時間を取るために、「学校から帰宅するときに友達とダラダラしゃべらないで直ぐに帰るようにした」という生徒さんもいます。

「眠い」⇒「では、どうすればいいのか。どうすれば時間を極力無駄にせずに済むのか。」

成績の良い生徒さん達は、そのあたりの意識が高いように思います。

われわれに「外で涼しい風に当たって来なさい。」とか「顔を洗って来なさい。」とか言われる前に、ぜひ「自分でどうにかする」意識を持ってもらえればと思います。

「先生に注意されるまで居眠りしてよ…」という意識でいると、時間もどんどん無駄に流れてしまうと思いますので。

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