相槌(あいづち)打ってますか?

【相槌(あいづち)を打つ】

相手の話に調子を合わせて、受け答えをする。

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生徒の皆さんも「あいづち」という言葉は知っていると思います。

「あいづちを打つ」と聞けば、どういうことかは想像できると思うんですね。

たとえば、私と教室長の樋口が話をしていたとします。

私「この前、日高市で安くて量の多い、から揚げ定食を出すラーメン屋を見つけたんだよ。」

樋口「へぇ~、そうなんだ。」

私「1,000円で大きいから揚げ6個付いてて、ご飯は2杯分はあったよ。」

樋口「それはなかなかだね。」

私「衣がパリパリで美味しかったよ。」

樋口「いいねぇ~。」

この会話における樋口の対応がまさに「相槌を打つ」という行為ですね。

さて、なぜこんな話をしたかというと、「相槌を打つ」というのが会話においてとても大事だと思うからです。

いや、正確に言うと大事な「相槌」を怠ったがあまり、人間関係が悪くなるという事象に出会ったからであります。

生徒の皆さんもそうですが、われわれ講師陣にとっても夏期講習というのはそれなりに忙しい日々が続きます。

とくに私はそれなりの年齢になっていますので、若い矢田や大崎に比べて体の無理というものが利きにくくなっています。(きっと樋口は気持ちを分かってくれると思いますが。)

やはり週の半ば過ぎ、夏期講習期間の木曜日や金曜日になるとそれなりに体力に余裕がなくなってくるわけですね。

体力に余裕がなくなると、今度は精神的にも余裕がなくなってくるわけです。

この前の金曜日の朝、出勤前の支度をしていると次女が早起きをして来ました。

そして、何やら夏休みのことについて色々私に話しかけていました。

おそらく、宿題についてだとか、私の次の休みはいつになるかだとか。

そんなことだったと思います。

しかし、「疲れがたまっている+出勤前の忙しさ」で、余裕がない状態だったんですね。

彼女の話を聞いてる風で、ほとんど聞いてなかったのです。

(だから内容をほとんど覚えていないのです・・・)

彼女は一生懸命に話しているのに、私は朝の支度をしながら耳だけは聞いてる風でその場をやり過ごそうと思っていました。

相槌をいっさい打たないで…

すると、次の瞬間、次女が叫びました。

「話を聞けー!!このクソバカじじい!!」と…

「ヤバい…」と思った私はすぐに

「ごめんごめん。で、なんだっけ?」と聞き返したのですが、すでに時遅し。

次女は隣の部屋に篭ってしまいました。

私も朝の時間で余裕がなかったので、そのままにして仕事場に来てしまいましたが…

(幸いなことに次の日には、次女はその件についてはケロッと忘れていました 笑)

「誰かが話している時は、しっかり相槌を打って聞かないとダメだなぁ~」と今さらながらに思ったわけです。

と、同時に。

「相槌ってそもそも何?」とも思ったんですね。

相槌の槌(つち)。

皆さんはこの漢字がどんな場面で使われるかご存じでしょうか。

槌、これはハンマーのことです。

会話で「うんうん」とか、「そうなんだぁ」とか、相手に合わせた反応をすることとハンマー、いったい何が関係あるんだろうか?と疑問に思いませんか。

私はこういうことがいちいち気になってしまいます。

まさか私が話を聞かずに次女から罵声を浴びせられたかのような一撃が、ハンマーで叩かれたのと同じ衝撃、という理由で「槌」という言葉が使われている訳でもないでしょうし。

調べてみました。

もともと相槌の語源は「合鎚」だそうです。

これは鍛冶屋が刀を作るときに、師匠が鎚を打つ合間に弟子が鎚を打つことを言うそうです。

良い刀を作るためには、お互いが息をあわせてバランスよく鋼を鎚で打つことが大事だったとか。

こんな感じで☟

きっと皆さんが好きな鬼退治をするマンガに出て来る鬼を倒す刀も、こんな感じで作られていたのではないでしょうか。

(私は子どもが見ている脇で、サラッとしか見ていないので詳しくは分かりませんが…)

さて、ここまで来ると今度は「日本刀って一体どのくらいの期間で作られるんだろうか?」ということです。

調べるととても面白いことが分かりました。

なんと日本刀は「どのくらいの期間がかかる」ではなく、「どのくらいの期間をかけて作りなさい。」という文部科学省から指示されているらしいです。(諸説あり?「そんなことはない。」という情報も・・・?)

その日数は15日間。

日本刀を1本作るのに15日間はかけて作ること、という決まりがあるのだとか。

つまり、この決まりがあるために1人の刀鍛冶が作ることができる年間の刀の本数は、最高でも24本と決まっているそうです。

メチャクチャ作るのが早い人がいて、「俺は人の2倍のスピードで作れるぜ!」と言っても、それはダメということです。

国から「1本15日間かけて作ること」と決められている訳ですから。(←あくまで一説によると、です。。)

なぜ?と思いますよね。

ハッキリしたことは見つかりませんでしたが、おそらくは文化財的な価値を守るため、ということでした。

たしかに大量生産できたとしたら価値はなくなってしまいますもんね。

ちなみに日本刀の値段は有名な職人が作ったものなら一本数百万円するみたいです。

ヤフオクで調べたら、平均で17万円くらいでした。

いずれにしても高いですね…

さて、ここまで来たら気になるのは、最も高い日本刀っていくらなのか?ということですよね。

これは調べたらすぐに出て来ました。

その額なんと、5億円…

とんでもなく高いです。。

5億円の日本刀って一体どのくらいの切れ味なのでしょうか。

アニメ、ルパン3世の石川五ェ門が使う斬鉄剣のように、何でも切ることができるくらいの性能は欲しいところです。

なんたって5億円ですから…

まあ、日本刀の値打ちは芸術だとか、文化だとか、歴史だとか、そういう要素で決まると思いますので、切れ味に関しては意外にホームセンターで売っている包丁くらいなのかもしれませんが。

ダラダラと書いていたら、いったい何の記事なのか分からなくなってきました…(;^_^A

タイトルに戻りましょう。

「相槌を打ってますか?」という記事でした。

私が相槌も打たずに適当に次女の話を聞いていて次女が突然怒った、という記事でした。

生徒の皆さん、人と話す時は人の目を見て、人の話にしっかりと相槌を打って、しっかりと聞きましょう。

私のようになりたくなければ…

それが言いたかったことなのです。。(;^_^A

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