この春休み期間、午前中に小学2年生になる長男と一緒にランニングをしていました。
天気が悪い日を抜かしてほぼ毎日、2㎞~4㎞を走りました。
春休みの最初のころは1㎞くらい走ったところで
「苦しい」とか「足が痛い」とか「もう無理」とか、長男はとにかく直ぐに弱音を吐いて休もうとしていたんです。
ただ「じゃあ、少し休むか?」と休憩するとケロッとしているのです(;^_^A
本当に苦しいのであれば、休憩中も息は切れているはずなんです。
つまり、長男はまだまだ余裕がある段階で「苦しい」「足が痛い」「もう無理」と言って、走るのを辞めようとしていただけなんですね。
これを続けていくと「ちょっと辛くなったら(または辛くなる前に)弱音を吐けば休憩できる」という悪い癖がついてしまう気がしたのです。
そこで、次の日のランニングからは彼が弱音を吐いても、
「ここでスピードを上げられないと速くならないぞ!あの木のところまで踏ん張れ!」
などと、無理にでも頑張らせる時間を作るようにしました。
泣いて弱音を吐く日もありましたし、こちらが何を言っても走りを止めてしまう日もありました。
しかし、それでもなんとか続けていると、春休みの後半は2㎞程度は普通に走ることができるようになっていたんです。
「まだ2㎞なの?もう1㎞走ろうかな?」と自分から言う日もありました。
最初は無理だと思うことでも続けて行けば無理ではなくなる、ということはあると思うのです。
私自身もランニングを始めた15年ほど前は、1㎞を5分で走るのも到底無理だと思っていました。(実際、無理でした・・・笑)
でも、なんとか歯を食いしばってランニングを続けていると、1㎞5分が普通のペースになっていきました。
もしかしたら、皆さんの勉強でも同じようなことが言えるのかもしれません。
たとえば、英単語のテスト。
暗記時間10分で20個の英単語を覚える課題が出されたとして。
最初は
「そんなの無理だよ~。せいぜい5個しか覚えられないよ~。」
と思うかもしれません。
そう思ってあきらめて手や頭を動かさなければ、おそらくそれはずっと無理のままです。
でも、大変でも何とか20個覚えられるように手や頭を動かす。
最初は5問しか覚えられないかもしれません。
でも、次の授業でも、その次の授業でも、何とか20個覚えられるように手や頭を動かし続ける。
それを続けた結果、いつの間にか10分で20個の単語を覚えることができる日が来るかもしれません。
たとえば、勉強時間についても同じようなことが言えるかもしれません。
最初は「1時間も座って勉強するなんてできない…」と思う生徒さんもいるかもしれません。
でも、なんとか踏ん張って1時間の勉強をし続ける。
つまらなくても、疲れても、なんとか1時間の勉強をし続ける。
そうすると、いつの間にか当たり前のように1時間は勉強できるようになっている。
無理だと思った勉強を何とか続けていくことで、2時間、3時間と当たり前のように勉強できるようになっていく。
まさに山口学習塾の毎年の受験生たちの姿です。
「無理をしなさい。」とハッキリ言うのが難しい時代だとは思います。
もちろん私も、何でもかんでも無理を推奨したいわけではありません。
無理をすることで体調を壊したり、気持ちが不安定になるようなことは避けた方がいいのは言うまでもありません。
でも、「少し無理をすれば、そのうちそれが無理ではなくなる」という程度の無理はした方がいい場合もあるのではないか、と思っています。
できることだけ、できる範囲内でだけの努力を続けることも、成長に繋がることはあるのかもしれません。
でも、少しだけ無理をする、少しだけ辛いことに一歩を踏み出す努力の方が成長は早いように思うのです。
もちろん、バランスは大事です。
繰り返しになりますが、「何でもかんでも無理をすればいい」という訳ではないのは間違いないと思います。
先ほども言いましたが、体調や精神が崩れてしまうような、またはそのこと自体が嫌いになってしまうような無理は避けるべきです。
また、一概に「無理」といっても、人それぞれ基準が違います。
1㎞走るのが無理だと感じる人もいれば、2㎞走るのが無理だと感じる人もいるでしょう。
10分で20単語は無理だと感じる人もいれば、10分で10単語は無理だと感じる人もいるでしょう。
そこは周りが判断をしてバランスを取ってあげないといけない部分なのかもしれません。
私の長男のランニングでいえば、私が彼の成長に繋がるちょうどいい無理を見極めないといけないのでしょう。
塾生の皆さんの勉強で言えば、当然それは我々の役目になります。
それぞれの生徒さんにとって「どのくらいが丁度いい無理なのか」を常に考えていかなければいけないと思っています。
そのために、皆さんからよく話を聞いて、皆さんの学習の様子をよく観察し続けることが大事なのだと思います。
そのうえで、どのくらいの課題がちょうどいい無理なのか、どういう声がけがちょうどいい無理を突破するために必要なのか、ということを考え続けたいと思います。
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赤ちゃんの反射
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