母の日に思う

今日は勉強以外のことで。

明日は母の日です。

思春期の中学生にこんなことを言っても、説教くさいと思われるかもしれませんが、いつも学校や塾、習い事に送り出してくれる親御さんや家族に感謝の気持ちを持ってほしいと思います。

お母さん、お父さんをはじめとして支えてくれる家族の協力なしでは、塾で10時間勉強することも、毎日のように再テストを受けに塾に来ることもできないのです。

もちろん、塾はボランティアではありません。塾の費用を払ってくれているのは、お母さん、お父さん、お祖父さん、お祖母さんのはずです。そういうことにもしっかり感謝の気持ちを持ってほしいと思います。

自分自身の中学生のころを考えると、母の日だから何かを手伝ったり何かを送ったり、そんなこと恥ずかしくてできませんでした。それどころか、毎日の食事の準備や洗濯など、やってもらうことは空気を吸うのと同じくらい当たり前のことだと思っていました。学校で「母の日だから…」と先生が言っていても、そんな言葉は耳を通り抜けていたように思います。

私自身が母に対して感謝の気持ちを持ち始めたのは、正直に言えば一人暮らしを始めてから。大人になってからです。毎日の食事や洗濯、掃除がこれほど面倒くさいことだったのか、と実感したんですね。

そして、心の底から感謝の気持ちを持てるようになったのは、自分に子供が生まれて、その子育てがどれほど大変なのかを実感している今かもしれません。こんな大変なことを乗り越えて、自分をここまで育ててくれたのだと改めて思うとき、母に対する感謝の念を本当に持つことができているような気がします。

皆さんにとってはまだまだ先の話かもしれません。それでもお母さんをはじめ、日々皆さんの生活を支えてくれている家族に感謝の念を少しでも持ってもらえれば、今日、この記事を書いた意味があったと嬉しく思います。

中学生の頃の私と同じように、お手伝いをしたり何かを送ったりするのが恥ずかしくてできない、という男子たちは、せめてお母さん、お父さんが喜ぶように明日の一日、今までよりも集中して勉強に取り組む、そして、本番のテストで良い点をとれれば、それもまた一つの孝行になるのではないでしょうか。

最後は学習塾の講師らしく勉強でまとめてしまいましたが、明日は皆さんのお家の人たちへの感謝の念のこもった集中力を期待しています!

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