「僕は暗記が苦手です」と言う子がいます。
他人と比べて自分は暗記のスピードが遅いとか、そういうことを考えて「苦手」と言っているのだと思います。
暗記力は人によって大きく差が出るところですので、コンプレックスに感じてしまうのも無理はありません。
ただ、ハッキリ言います。
暗記が苦手というのは、「暗記をしようとした回数が少ないだけ」です。
数年講師をしていて思うのは、「暗記をしようとした回数」は「暗記力」に直結しています。
例えば山口学習塾の生徒さんで言えば、
中学3年生は30個の英単語を授業中の10分で覚えることが出来ます。
中学1年生は30個の英単語を覚えるのに3時間(人によってはもっと)かかります。
小学生から上がったばかりの1年生は「暗記する」という動作に慣れていないので、これは当たり前の事なのです。
そのため1年生は授業中に暗記とテストは行わず、宿題として覚えてきてもらっています。
最初はみんなここからスタートします。
もちろん、覚えきれずに再テストになる人もいますが、合格するまで毎日のように塾に来てもらいます。
毎日何時間もかけて単語を覚え、やっとの思いで合格していく人がほとんどです。
この「暗記をする」という動作を繰り返しやっていく中で、暗記力はついていくのです。
いわば、1単語覚えるごとに経験値が1ポイント入ると言ってもいいかもしれません。
「とにかく目の前の単語を覚えようとする。」この動作を繰り返すことでだんだん速く、正確に覚えられるようになっていきます。
暗記が出来るようになるには、暗記のトレーニングをするしかありません。
ただ、誰しも苦手なことは避けようとしますので、塾に通っていない子が自分で暗記力をつけるのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
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