先日、中3生の理社の授業で時差の問題を取り扱いました。
時差は社会という教科の中では珍しく計算が出ています。
「計算…」
と聞くと、途端に苦手意識が発動して「難しいからできない!!」となってしまう生徒さんが多いように思います。
でも、実際は意外に簡単なんですよね。
時差の問題は、次の3つのステップをきっちり踏めばほぼ正解に辿り着くのです。(飛行機を乗る問題になると、もう少し複雑にはなりますが…)
- ロンドン(本初子午線)を中心とした数直線(東経180度を右端、西経180度を左端)上に2地点を書き入れる。
- 2地点の間が何度分あるかを求め、15度で割って時差を出す。
- 2で求めた時差の分、時間を進める(または戻す)。
これで時差の問題は解けるんですね。
実際、今週の授業でもほぼ全員が時差のプリントを解けるようになってくれました。
「時差の問題って頭がこんがらがって苦手なんだよ…」
と、思ってしまう人は「考える手順(上の3つのステップ)」を知らないことが多いのです。
ただ漠然と「時差ってたしか15で割るんだよね。。」
くらいしか知らないと、確かに難しく感じるかもしれません。
でも、「時差の問題は、まず数直線書いて、2地点の間がどのくらい離れてるか求めて…」
と考える手順を覚えていればむしろ得点源にすらできる問題だと思います。
時差に限らず、高校入試で出てくる問題は、「手順をしっかり踏めば意外に解ける」ものがほとんどだと思います。
理科の電流も、化学反応式も、その言葉を聞くだけで「ぜんぜん分からん…」と拒否反応が出てしまう人もいるかもしれませんが、やはり「手順を踏めばけっこう簡単に解ける」ものがほとんどです。
来週から夏期講習が始まっていきますが、受験生達にはそのあたりをしっかりこの夏で身に付けて欲しいと思っています!