タイトルは何だか立派になっちゃいましたが…
私がお盆休みにやったことは将棋だけではありません。
普段はやらない料理をやりました。
年に一回、妻の誕生日の時(ちょうどお盆にあります)だけ私が何かを作るのが恒例になってしまっています。。
今年は餃子作り。
キャベツ、ニラをひたすらみじん切りにして、それを豚のひき肉と混ぜる。
さすがに皮づくりからはやりませんでしたが…
作った餃子の総数は50個。
結構大変でした。
私は掃除にしても、洗濯にしても、芝刈りにしても、「自分が何をやるのにどのくらいの時間がかかるのか」を計るのが癖のようになっています。(皆さんの丸付けなんかも、どのくらい時間がかかるのか計っていたりします。)
ちなみに餃子50個を作るのにかかった時間は2時間8分でした。
(料理に慣れた人なら、この半分以下で終わるのかもしれません。私は料理ど素人なので…)
餃子50個で2時間8分…
たしか餃子の〇州の冷凍餃子60個入りが1300円くらいだったような…
突然、小中学生の皆さんにはまだまだ縁がない話になってしまいますが、今の埼玉県の最低時給が956円です。
どこかに勤めて1時間働くと最低でも956円はもらえる、ということです。
たとえば私がある餃子屋さんで餃子を50個作る仕事をしたとします。
2時間8分かかりましたので、最低でも956円×2時間=1912円をその餃子屋の社長さんは私に支払わなければいけません。
ということは、私が作った餃子50個は少なくとも1912円より高い値段で売らないと、社長さんの儲けは1円もないことになります。
いや、材料費や光熱費を考えると2500円くらいで売らないと全く儲からないかもしれませんね…
何が言いたいかというと、「やっぱり企業が作った商品というのは凄いんだなぁ…」ということです。
餃子の〇州は餃子60個を1,300円くらいで売ってるわけです。
しかも、私が作った餃子よりも断然においしい餃子を。
おそらく私が餃子を60個作ったら、2,800円くらいで売ったとして、ほんの少しだけ儲けが出る程度かもしれません。(いや、冷凍餃子にするんだったら、冷凍庫の電気代、いや、そもそも冷凍庫を買うお金も必要です…。そう考えると、私が餃子屋さんをしたら60個で4,500円くらいで売らないと…)
餃子づくりという新しいことをやってみて、「冷凍餃子って、ものすごい企業努力によってこんな値段で売ることができているんだろうなぁ…」と今まで考えなかった世界のことを少し考えてみたりしました。
そういえば教室の近くにも冷凍餃子屋さんがなぜか2つありますよね。。
今まで「餃子の〇州と比べて高いなぁ~」なんて呟いてみたりしていましたが反省です。
私が作る餃子に比べたらだいぶ安いです。
そう考えると餃子の〇州はもっと安いわけで・・・これ以上言うのは辞めましょう。
あんまり言い過ぎると、餃子の〇州の宣伝広告みたいになってしまいますから。(関係者ではありません。)
中3生の皆さんは残りの夏休み期間は全て勉強に充てて欲しいですが、小学生、中学1,2年生の皆さんは残りの夏休み少し時間があるかもしれません。
普段できない新しいことをやって、世界を広げてみるのもいいかもしれません。
(「たかが餃子作りをやったくらいで偉そうに言うな。」と言われると恥ずかしいですが・・・)