面白いキャッチコピーを見つけました。
「応仁の乱以来の衝撃」
だそうです。
応仁の乱は皆さんも歴史で学びますね。
歴史上、超有名な争いです。
京都を中心に11年もの戦乱が続き、その争いが全国各地に広がりました。
有名な戦国時代の始まりを告げる争いでもあります。
が、しかし・・・
このブラックサンダー宇治抹茶味のどこが「応仁の乱以来の衝撃」なのでしょうか?
当たり前ですが、応仁の乱はお菓子ではありません。
ですから、「応仁の乱以来の衝撃的な”味”」というのはおかしいですよね。
また、ブラックサンダーは争いではありませんので、「応仁の乱以来の大規模な”戦い”」というのも当てはまりません。
謎です、なにが「応仁の乱以来の衝撃」なのでしょうか。
考えれば考えるほど、謎が深まり、このブラックサンダーが頭に残ります。
頭に残るということは、キャッチコピーとしては大成功!ということかもしれません。
しかし、こんなキャッチコピーが許されるのであれば、私も使ってみたいと思ってしまいます。
「地元密着16年!」とか、「今まで教えた生徒は500人以上!(もっといると思いますが…)」とか、それなりに安定感のあるキャッチコピーなのかもしれませんが、いまいちインパクトに欠けます。
どこかで見たようなキャッチコピーであることは否めません。
そこで私はこのブラックサンダーのキャッチコピーにあやかってみることにしました。
私のキャッチコピーは、「平将門と同じくらいカッコいい塾長」です!
いかがでしょうか。
「平将門(たいらのまさかど)」
まず、名前がいいですよね。名前がカッコいいです!
でも、顔を知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。下にwikipediaの平将門のページのリンクを貼りました。一応、このページに平将門の姿がありますが・・・
そもそも平将門といわれてる肖像画が、どれほど平将門に似ていたのかも定かではありません。もっといえば、果たしてこの肖像画が本当に平将門のものだったのかどうか…すら分かりません。
(今も昔も肖像画というのは多少美化して描かれている傾向があるような気もしますし…。私も若かりし頃、自分の似顔絵を描いてもらったことがあるのですが、自分で見ても「誰だ、この人は?俺はこんな人、知らないぞ?」と思いました。「この絵描きさんは、誰を見ながらこの似顔絵を描いたんだろうか…」というくらい私に似てないカッコいい人が描かれていました。。)
そんな状況で「平将門と同じくらいカッコいい塾長」というキャッチコピーを使うとどうなるのか?
まず、「平将門って誰だ?」から始まり、小中学生の皆さんが平将門を調べてくれるかもしれません。
そして、平将門の肖像画と私のHP上の写真を見比べたり、普段の顔と見比べたりして、「う~ん、どっちがカッコいいんだろうか?」と考えてくれるかもしれません。
そのうち、「結局、この肖像画がどれだけ平将門に似ているかも分からないし、そもそもこの肖像画が本人のものかも分からないじゃないか。じゃあ、見た目では比べられない!内面を比べよう!!」という結論にたどり着き、平将門の歴史について教科書なり、ネットなりで調べ始めるかもしれません。
すると、今度は同時期に同じような乱を起こした藤原純友についても気になり始めます。
なぜ、平将門や藤原純友が乱を起こしたのだろうか…、そして、その乱はどのようにして鎮圧されたのだろうか…その後の歴史はどのように変わって行ったのだろうか…
そこまで来ると、すでに「塾長の顔などどうでもいい」ということになっていると思います。
皆さんはすっかり歴史好きになっていることでしょう!
そう考えると、恥を忍んで「平将門と同じくらいカッコいい塾長」というキャッチコピーを受け入れてもいいのかもしれません。
まあ、樋口や矢田や大崎から「変な塾だと思われるからやめてくれ」と全力で否定されるとは思いますが・・・