小学校と中学校の勉強方法の違い

小6生の皆さんも、もうすぐ卒業ですね。中学校に入学すると、小学校までとは学校生活自体が大きく変化します。どんな学校生活が待っているのか想像はできないでしょうが、勉強に部活、新しい友達ができるなど、楽しみなことも多いのではないでしょうか。そして、入学して1カ月半が経った5月の半ばごろには、初めての定期テストが待っています。定期テストは小学校のテストと同じ方法で勉強していては点数が取れません。そこで今回は、小学校と中学校のテストの難易度の違いや、テストに対する勉強方法の違いについて書いていこうと思います。

・小学校のテスト

小学校のテストは、どの教科も選択肢のある問題が多く、誘導されている問題もあるので、明らかに答えが分かる形になっています。基本的に、計算ミスや文章の読み間違いがなければ、「うろ覚え」でも満点を取ることができます。小学校のテストに対する勉強方法は、教科書を読んでノートにまとめる「まとめ学習」や、問題集を調べながら埋めていくような「調べ学習」がほとんどだったと思います。

・中学校のテスト

中学校のテストは小学校のテストとは違い、「確実に覚えないといけないテスト」です。「うろ覚え」では対応できません。小学校で毎回100点を取っていた人も、同じ感覚で勉強をしていると80点、70点になります。小学校で80点を取っていた人は60点、50点になります。中学校のテストで点数を取るためには、小学生の頃とは勉強方法を変える必要があります。中学校のテスト対策でやらなければならないことを下に3つ書きます。1つ目に、まずやらなければならないのが『学校のワークを繰り返し解く』ということです。中学校のテストで点数を取っている人は、例外なく学校のワークを2周はしています。大事なことは「確実に覚えるまで解く」ということなので、2周しても覚えられていない場合は3周でも4周でもやる必要があります。2つ目に、『学校のノートに書いてあることを覚える』ということです。学校の先生が「ここ大事」と言って黒板に書いたことは、テストに出る可能性が高いです。テスト前は学校のノートを見返して、書いてあることを覚えていくようにしましょう。最後に、国語や英語は『本文を覚える』ということです。この2科は、問題を作る先生によっては「教科書の本文なんて頭に入っていて当たり前でしょ!」という感じで問題の量が多い場合があります。テスト中に本文を読まなくてもいいくらい、読み込んでおきましょう。

また、小学校の頃やっていた「まとめ学習」や「調べ学習」はノートやワークが埋まって勉強した気になり、全体的にうろ覚えになってしまうため、避けた方がいいと思います。もう一度書きますが、大事なことは「確実に覚える」ということです。

何事も、最初が肝心です。最初の定期テストで失敗しないように、しっかりと学習していきましょう!

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