季節外れの雪が降りました。
そういえば、今年の受験生。
2月は大雪が降ることもなく、一日も休塾をすることなく学習できました。
山口学習塾の2月は休塾日が一日もありません。
ですから、文字通り中学3年生は一日も休まずに最後の1カ月を塾に来て勉強し続けることになるのです。(われわれは休日があるので、2月は講師たちよりも中3生の方が塾に来る日が多いということです。)
しかし、年によっては大雪で休塾にせざるを得ない場合も出てきます。
私が思い出すのが確か5年前。
今、塾でサポーターとして働いてくれているW先輩やS先輩の代です。
この年は2月に2回ほど大雪が降り、4日程度休塾にせざるを得なかったのです。
2月に4日も塾を休みにしてしまう…。
これは塾の先生なら皆思うはずですが、不安になります。
最後の追い込み期間での4日間が、どれだけの知識や実力の差になってしまうのか。
その不安が大きかったからか、やはり5年経った今でもあの年の大雪は忘れられないのです。
そして、公立高校受験の結果。
全員合格。
今のところ、この年が山口学習塾の公立高校受験全員合格の最後の年になっています。
嬉しいというより、ホッとした、それが正直な感想でした。
今日の雪を見て、ふと5年前のことを思い出し、改めて高校受験の全員合格を目指さなければいけないと思いました。
山口学習塾の受験生たちには本当に多くの時間を犠牲にして努力を重ねてもらいます。
部活動を引退すれば、平日は毎日塾です。
土曜日だって北辰テストの前になれば塾に行かなければいけません。
定期テストの前になれば、土日は一日中です。
そして2月は一か月丸々塾。
これだけの努力をしてもらうのですから、われわれは絶対に全員の合格を目指さないといけないのです。
「たとえ不合格になっても、努力をすれば得るものがある。」
たしかにその通りです。不合格になっても次に向かってすでに進み始めている卒業生たちばかりです。不合格になっても「努力して良かった。」と言ってもらえることもあります。合格、不合格、結果は関係なしにその後も努力を重ねて成長してくれている姿がたくさんあります。
私も結果よりも大事なことがある、というのは理解できます。そして、自分自身がそう感じることも多々あります。
しかし、塾講師として、山口学習塾の塾長として、結果を求めずして本当に100%生徒の指導に当たれるのか、自分たちを生徒たちを追い込めるのか、私は疑問です。
「結果が出なくても得たものがある」
それは生徒たちが自分の受験を終えたときに、それぞれがそう感じてくれれば、我々としては有難いというだけのこと。
われわれはそれに甘えてはいけない。
われわれはあくまでも結果を追求し続けなければいけない。
今日の雪、改めてそう思わせるような雪でした。