もっとも指導しにくい相手

私は学生のころから塾の仕事をしています。

まだまだ若い気でいますが、塾講師としての年月はそれなりに長いものとなってきました。

今までいろいろな生徒さんを指導させてもらいました。

会社員時代は中学受験を指導していたこともありますし、高校生を指導していたこともあります。

静かな生徒、にぎやかな生徒、生意気な生徒、素直な生徒、いろんな生徒を指導させてもらってきて来ます。

そんな中、今までで最も指導しにくい相手が最近現れました。

それは小学一年生の長女です。

私の住まいがある狭山市でも、やはりコロナの影響で学級閉鎖がありました。

その期間は長女も家庭学習の時間が多くなりました。

私も彼女の勉強の様子を見ることがあったのですが、難しいですね・・・

塾で生徒さんたちに教えるのとでは全く違います。

生徒さんたちは塾に勉強をしに来てくれていますので、甘える子はほぼいません。

「これをやってください。」と指示すれば、みんなその指示通りに取り組み始めてくれます。

でも、長女にとって私は先生ではありませんし、家は勉強をする場所ではありませんので、ものすごく甘えます。

算数の教科書の問題を解いていても、

(1)が終われば、「休憩していい?」と言い、

(2)が終われば、「お菓子食べていい?」と言い、

(3)が終われば、「switchやっていい?」と言い・・・

わらしべ長者を音読していても

わらがミカンに変わると「ミカン食べたいなぁ」と言い、

ミカンが布に変わると「すみっコぐらしのハンカチ欲しいなぁ」と言い、

布が馬に変わると「メリーゴーランドの馬と色が違うね」と言い、

馬が屋敷に変わると「この家テレビないから住みたくない」と言い・・・

とにかく全く集中してくれないのです。

私も塾講師としてケジメをつけてもらう時にはそれなりにビシッと言えるのですが、父親として自分の子ども相手となるとなかなか同じようにはできません。

やはり自分の子に対しては感情が先に走ってしまうところが多くなってしまいます。

私も長女もお互いイライラして解決することのない言い合いが続いてしまったりします。

「あぁ、生徒たちも家ではこうなんだろうなぁ。。お母さん、お父さん、大変なんだなぁ…」

心から実感しています。

結局、長女はたった2ページの算数の問題とわらしべ長者を一回読むのに2時間もかかっていました。。

そして最後に

「勉強し過ぎた。これ以上、勉強したら死ぬ~」

と彼女が言ったので、私も彼女の勉強を見るのを辞めました。

私もこれ以上彼女の勉強を見たら爆発しそうだったので😢

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