合唱祭

 そろそろ合唱祭、音楽会のシーズンだそうで、生徒さんが自分のクラスの歌の話をしているのをよく耳にします。

 中学生の時は合唱曲に対して何も思いませんでした。どころか「ポップスを歌いたいな」みたいなことを思っていた記憶があります。ずっと昔に作られた、使いまわされた曲よりも、自分たちに近い年代の曲を歌いたかったのだと思います。

 中1、中2で何を歌ったのかは全然覚えていませんが、3年のときは「手紙」と「走る川」を歌いました。3年生のときにウエスタが完成して、そこで合唱祭を行ったことが記憶に残っています。

「手紙」は学年共通の課題曲で「走る川」はクラスの曲でした。本当は学年の曲は「君とみた海」だったのですが、ピアノが難しいということで「手紙」にチェンジされました。

 合唱祭はみんなで歌うので問題ないのですが、音楽の授業では歌のテストがあり、みんなの前で一人だけで歌わされるイベントがあったのが嫌でした。決して下手だったというわけではなくて(別にうまくもありませんでしたが)、単に三十数人が自分のことを注目しているという場面が嫌でした。思い出すだけで、少し緊張してきます。

 歌のテストは一人ずつ歌わされるわけですが、見ている側はそれに対して評価とコメントを書かなくてはいけませんでした。そちらも少し面倒で、最後のほうの人になってくると書くことが被ってきた記憶があります。「声が出ててよかった」とか「口が開いていてよかった」みたいなことを何度も何度も書いたと思います。

 高校に入ると、おそらく音楽は選択制になるため、音楽の授業を受けない人が出てくるかもしれません。わたしは美術選択でした。

 芸術科目は「音楽」「書道」「美術」の中から選ぶことになります。わたしは小学生の時、墨汁を倒しはちゃめちゃに怒られた記憶があるため書道を選択から外し、みんなの前で歌を歌いたくないという理由で音楽も選びたくありませんでした。結果、美術を選ぶことになるのですが、美術の先生からはいつも低い評価をもらっていました(しかし、美術の先生はおもしろかったので好きでした)。

 美術を選んだことに後悔はありません。しかし一度、授業をやっている最中に同級生の歌が音楽室から聞こえてきた(しかもback number)ことがあり、それを聞いたほかの生徒が「歌、うまーい!」みたいなことを話していたのを聞いて「やっぱり音楽の授業を選べばよかった!」と思ったことがあります。といっても、別に歌がうまいわけではないので、美術を選んで正解だったかもしれません。

 話がそれてしまいましたが、音楽会、合唱祭の体験は今後の選択にもしかしたら関わってくるかもしれません。私は消極的な理由で「美術」を選択しましたが、「これがいい!」と思えるような選択ができるといいと思います。

TOP