明日の北辰テストを控え、本日は昼の12時~18時まで中3生が勉強をしに来てくれました。
まだまだ本番の入試までは時間がありますが、やはり勝負事の前となると皆さん必死の様子でした。
質問も普段の塾の日に比べるとだいぶ多く出してきてくれました。
その中でも特に数学の質問が多く、かなりの難問を質問してくれる生徒さんもいました。
解説の途中で
「この問題は本番だったら捨てた方がいいでしょうか?」
という言葉がある生徒さんから出ました。
「問題を捨てる」「問題を飛ばす」
もしかしたら、普段の学習の時にはそのようなことは極力やらない方がいいのかもしれません。
問題を捨ててばかり、飛ばしてばかりではなかなか実力は付きませんから。
しかし、テスト直前やテスト本番は違います。
今持っている力をできるだけ出し切ることが大事です。
そのためには、不必要に時間を取られてしまい、なおかつ、正答にたどり着く可能性が低い問題に関しては「捨てる」「飛ばす」という選択は正しいと思います。
先ほどの生徒さんの言葉にも「明日は1点でも多く取りたい!」、そういう気持ちが込められているように思いました。
「点数をもぎ取る力」の中には「難問を見分け、誰も解くことができないような問題を勇気を持って捨てることができる力」も含まれていると思います。
明日はとにかく「今の自分に解ける問題」「今の自分でも点数を積み重ねることができる問題」に集中してきてください。
背伸びをせず、分かる問題、解くことができた問題を何度も見直すことにエネルギーを注いで来てほしいと思います。