北辰テストに向けた国語の心構え

 月も変わって新学期が始まりました。いかがお過ごしでしょうか。
 9月3日に北辰テストが行われます。夏期講習中、このテストを目標に頑張ってきた受験生もいるかもしれません。
 国語の担当として言うことがあるとすれば、以下の三点にまとめられます。

・文章はよく読むこと。特に作文の条件はしっかりと把握すること。

・記述問題の指定語句に注意すること。

・自分が一番、頭がいいと思い込むこと。

 一番最初のは特に重要です。最近の傾向だと、作文の問題は表やグラフを提示するものが多く、「一段落目で表から読み取ったものを書き、」という条件が示されていることがあります。その場合、一段落目には自分の意見を書くのではなく、表から読み取ったものを簡潔に書かなければいけません。
「私は表から、~と読み取った。」「表から~ということがわかる。」といった風に、定型表現を事前に決めておけば慌てることなく書けるかもしれません。
 また、国語の記述問題では、語句が指定されていることが多いです。指定語句はたいてい文章中にあるので、その語句の前後の文章をまとめられれば点数はもらえます。反対に、指定語句を記述に書いていなければ1点ももらえません。6点か7点を一気に失ってしまいますので、これだけはどうかやめてください。
 三つ目は、もし国語で失敗してしまったときのための心構えです。
 国語は五教科のうち最初に行われるもので、うまくできたならともかく、あまり解けなかった時にはなんとなく後の教科のやる気もでない、ということもあるかもしれません。
 その時は、自分が解けなかった問題はほかの人も解けなかったと思ってください。
 これは誇張表現では決してなく、生徒のみなさんが解けなかった問題はほかの人もできなかったという場合は少なくありません。特に、漢字や文法、古文の場合にそれが顕著だと思います。ものすごく難しい文法問題が出題されることもありますし、全く読めない古文を読まされることもあります。そういった問題が出たときは、ほかの人も苦戦するものです。
 とにもかくにも、9月3日まであまり時間はありません。できる限りのことをしましょう。

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