大人になると文章を声に出して読むことってほとんどなくなりますよね。
なぜ、音読をしないのか?
それはしんどい作業だからです(笑)
音読にはかなりの集中力と、体力が必要です。
私も生徒と一緒に音読をすることがありますが5分程度で読める短い話でさえ読み終えたときに疲れを感じることがあります。
音読することに慣れている国語教室の生徒も10分以上の長い話の音読が終わった後にはみんなヘトヘトになっています。
そんなしんどい作業を小学生が自らすすんでやるわけがありません。
だからこそ国語教室では音読にこだわります。
音読は少人数で行い、音読をずっと私が聞いているので間違って読んだところやごまかしてはっきり言わなかったところなどがすぐわかります。
声が小さくて聞き取れなかったり、ごまかして読んだ場合はもう一度きちんと読んでもらうこともあります。
私は中学生の授業も担当していますが、中学生で国語がものすごく苦手な子というのは音読ができていないことが非常に多いです。
しかし、中学生になると部活動や定期テストの勉強で忙しくなり、なかなか音読するためだけのまとまった時間を取ることが難しくなります。
文章がきちんと読めないで勉強してもなかなか成績は伸びません。
勉強しても成績が上がらないという状況は本人にとってはかなり辛いものになります。
私はこういった状況だけは絶対に避けなければならないと思っています。
音読の苦手な子でも毎週同じ話を音読していれば、いずれスラスラと音読できるようになります。
国語教室ではスラスラと音読できるようになるまで何度も何度も何度も同じ話を音読していきます。