今年の埼玉県公立高校入試の平均点が発表されました。
国語 | 数学 | 社会 | 理科 | 英語 |
---|---|---|---|---|
58.1(+1.0) | 学力検査 51.7(-4.1) | 65.7(+1.6) | 51.6(-6.6) | 学力検査 53.4(+7.6) |
学校選択 50.2(-0.3) | 学校選択 54.8(-1.9) |
受験生の開示得点の報告を受けていましたので、ある程度は「あ~やっぱりそうなるかぁ~」という気持ちもあったのですが。
それでも、理科の平均点には驚いています。
こんなにも低かったのか…と。
試験当日に私が解いた感触では
「それほど難解な問題もなく、受験生たちもまあまあ解きやすかったのではないか」
と正直思っていました。
しかし、ふたを開けてみると理科で苦戦している受験生がポツポツと。
ただ、一方で高得点を取っている生徒もけっこういたり。
「だいぶ差がついた教科になったのではないか」と思っていました。
平均点が51.6点ですので、中位校受験者(川越南や市立川越)であれば80点前後取ることができれば、理科だけで周りの受験生に一気に差をつけられたと思います。
当塾の受験生の中位校合格者の中にも、理科で80点前後を取っている子が何人かいました。
おそらく彼らはこの1教科でかなりのアドバンテージを得ることができたのではないか、と。
私は「理社を制すものが埼玉県公立高校入試を制す」という話を度々していますが、今回の入試はとくに理科、これを制すことができたかどうかが合否にかなり影響したのではないかと思っています。
一方、今年は社会の平均点がだいぶ高く出ています。
来年は社会の平均点を抑えるために社会の難易度は上がるかもしれません。
もしかしたら、今年の理科のように「差がつく社会」の年になる可能性もあります。
そうすると、ますます「理社を制すものが埼玉県公立入試を制す」という様相になるのかも・・・
とにかく、理社は早め早めに知識を積んでおいた方が良いのは間違いないと思います!