本日は、少し自分の話をしようと思います。
自分語りのようになってしまっていたら申し訳ございません。
そんなに長い人生を歩んできたわけではありませんが、私の人生の中で「ここで間違いなく人生が分かれた」というポイントがありましたので、それを書いていこうと思います。
それは、小学6年生の頃です。
小学6年生の頃、私は山口学習塾に入塾しました。
入塾してから数か月後、塾長の山口から「英単語20個を覚えてきてね」という宿題を出されました。
当時不真面目だった私は、全く勉強せずにテストに臨みました。
結果は3週連続、4点。
3週目にして、普段は優しい山口の顔が能面般若の顔になり、「やる気がないなら塾をやめろ」と言われました。
↑能面般若
この時山口が怒ってくれたことが、間違いなく私の人生の分岐点になったと言えます。
本当に「やばい」と思った私は、父にも協力してもらい、3時間かけて20個の単語を覚えきりました。
その時覚えた単語は、music, teacher, student, baseball, appleなどです。今でも忘れません。
ここで必死になったことで英単語の覚え方を知ることが出来た私は、それ以降、英語が好きになりました。
中学では英語が一番の得意教科になり、高校は外国語学科に進学しました。
あの時怒られていなければ、英語を好きになることもなく、外国語学科には間違いなく進学はしていませんでした。
そして今はこうして、山口学習塾で講師として働くことが出来ています。
本当に感謝しています。
ーーー
「怒る」という行為は、良い意味でも悪い意味でも、その人の今後の人生を変えてしまうことがあるのかもしれません。
だからこそ、怒る場面というのは、慎重に考えなければいけないと私は思います。
講師どうしでも、よくその話になります。
「どういう時に怒った方がいいか。」「この生徒に怒るのはまだ早い。」「こういう時には怒らずに一旦スルーした方がいい。」「この生徒に怒るときはこう言った方がいい。」など、怒った方が良い場面とそうでない場面、どういう風に怒ればよいのかなど、状況によって細かく分析しています。
それでも見誤ってしまうことはありますが…。
ただ、怒るにしてもそうでないにしても、後から振り返った時、「あそこに通っていたから今の自分があるんだな。」と思われるような仕事をしていきたいと、常々思います。
当時山口が私にしてくれたように。