本日は、英文における、主語を見極めることの重要さについてお話しします。
皆さんは「体育館の天井に手が届きそうなあの男性は私の父です。」
という英文を作れと言われたらどうしますか?
絶対作れるわけないだろ!と思うかもしれませんが、1年生の1学期に習う文法で作れる部分があります。
英語は、主語を最初に言って、その後は後ろから順番に訳していきます。
だから、まずは主語を見極めましょう。
5秒ほど、上の例文の主語がどれかを日本語で考えてみてください。
5、4、3、2、1・・・
「あの男性」と考えた人、惜しいです!
「~は」の前すべてが主語なので、答えは「体育館の天井に手が届きそうなあの男性」です。
主語が分かったので、次は後ろから順番に訳していきます。
「です」を訳します。
「です」はbe動詞(この例文の場合はis)です。
次に「私の父」を訳します。
「私の父」は”my father”です。
最初に主語を見極めたことで、「主語 is my father.」という文章の構成になることが分かりました。
このように、難しい文章でも、主語を確定させれば大まかな文章の構成は見えてきます。
主語を確定させないとどうなってしまうかは、絶対作れるわけないだろ!と思った皆さんなら分かってもらえるかと思います。
中1、中2の範囲では、動名詞や不定詞(~すること)を使った多少長い主語は登場するものの、問題文に出てくる主語は、「私は」「彼らは」「私の母は」のような短い単語の組み合わせであることがほとんどです。しかし3年生になると、上の例文まではいかないにしろ、主語の長い文がよく出てくるようになります。
そういった文が登場したときに混乱しないように、主語を見極める癖をつけておきましょう。
(ちなみに、例文の主語の部分は中3のUnit5で習う文法です。答えが知りたい人は矢田まで聞きに来てください!)