第6回北辰テストの結果報告の中で、ある生徒の結果に思わず身震いをしてしまいました。
良い意味での身震いです。
この生徒、中3のはじめは偏差値60台前半でした。
そして夏明け、偏差値を60台後半に伸ばしてきました。
コツコツ努力ができる生徒ですから、ここまではある程度想定できる伸び。
中3はじめに抱いていた志望校も射程圏内に。
しかし、ここで上位校への志望校変更。
着実に伸ばしてきた力に自分の可能性を感じてくれたのでしょう。
私はこの志望校変更自体とても嬉しく感じましたし、我々講師陣も「よっしゃ、それならやってやるぜ!」とエネルギーをもらえるような彼の選択でした。
志望校変更を聞いた時点では、彼の成績はまだ数字的には少し不利でした。
しかし、今回の第6回北辰テスト、いきなり大台の偏差値70越え。
学習に向かう姿勢から成績もまだまだ伸びるとは思っていましたが、こんなに早く結果が出るとは思っていませんでした。
彼の結果を見た瞬間に「こいつ、すげぇな…。」と身震いしてしまいました。
当然、本番はまだまだ先です。ここはまだ通過点でしかありません。しかし、彼の表情、学習姿勢を見るとそんなことを我々が言う必要はなさそうです。
感動している我々をよそに、彼はいつも通り淡々と学習に臨んでいます。
今年は受験勉強のスタートに上位3人を集めて話をしましたね。君たちがこの学年の成績を引っ張っていくんだと。見事に引っ張られた生徒が出ましたよ。引っ張られて、今や完全に君たちに食い込んできています。
下から突き上げてきた奴は強いですよ。油断がないですから。
今週後半から始まる期末テスト。この上位4人だけでなく、受験生全員の真価が問われます。秋の油断を断ち切れてきるのか、ラストスパートに向けてエンジンがかかっているか、必ず結果で表れるでしょう。