三日月湖

中学生の皆さん、期末テストお疲れさまでした。

また、受験生の皆さんは昨日の北辰テストお疲れさまでした。

私は昨日、少し遠出をして茨城県に三日月湖を見に行きました。

「三日月湖?そんな名前の湖聞いたことないぞ?」

そう思われる生徒さんもいるかもしれません。

そうです、『三日月湖』という名前の湖はないのです。

川の流れの変化によって三日月のような形になった湖を総称してこういいます。(”湖”よりも”沼”と言った方が適切かもしれませんが)

先日、茨城県で学習塾を開いているある先生とお話ししていたところ、「近くの川に三日月湖がある」という話題が出てきました。(全然違う話をしていたのですが、何の拍子か分からないのですが突然そんな話になったんですね。)

そこでその先生がおっしゃっていた「小貝川」をGoogleマップで調べてみると、たしかに三日月湖のような沼がたくさん見つかりました。

その三日月湖の中で、私が最も気になったのがここ。

もはや三日月を通り越して馬の蹄(ひづめ)の形ですが、三日月湖が形成される過程がとてもよく反映している沼です。

☞ 三日月湖の形成過程がよく分かるサイト。

(気になるなぁ…、行ってみたいなぁ…)と思うと、居ても立っても居られなくなり、なんとか家族を説得して皆で行ってみました。

(子どもたちには隣の坂東市にある「恐竜の博物館に行こう!」ということで誤魔化しました。「三日月湖を見に行こう!」と言っても賛成してくれないと思ったので…)

写真では三日月湖の形はなかなか分かりませんね。。

実際に見ると、沼がキレイなカーブを描いているのですが…

私が思っているよりもだいぶ大きな沼でした。

馬の蹄状の沼に囲われた真ん中の土地には、家や田んぼも作られていました。

沼は今では市営の釣り堀になっているようです。(常総市の吉野公園)

受験に出てくるような大きな川でも三日月湖は形成されています。

利根川、最上川、石狩川、筑後川などなど。

また、アメリカで2番目に長いミシシッピ川も三日月湖で有名だそうです。

さて、こうなってくるとこう思いますよね?

「自分たちの家の近くで三日月湖はないだろうか?」と。

Googleマップを眺めているとありました。

おそらくですが、「ここは三日月湖ではなかろうか?」という場所。

川越市、富士見市、さいたま市の境目の場所です。

ららぽーとの近くですね。

荒川の脇に小さな川が蛇行して流れています。

びん沼川と呼ばれる川だそうです。

釣り人の間では大変有名な川だそうです。私は釣りをやらないので知りませんでしたが…

やはり調べてみると、大正時代に洪水を防ぐための工事をしたことで荒川の水路が直線になり、曲がりくねったびん沼川部分が三日月湖として残ったようです。

ここで皆さん、ちょっと不思議に思いませんか?

私が見に行った小貝川の三日月湖。(常総市の吉野公園の釣り場)

そして、びん沼川。

どちらも釣りが盛んなようです。

「まさか三日月湖って釣り場に適しているのではないか!?」と、ほとんど釣りの経験はありませんが、世紀の大発見のように思ってしまいました。

気になったのでネットで「三日月湖 釣り」と調べてみると、たくさんのページが出てきました。

「やはり、三日月湖は釣りに適していたんだ!!」

自分の推測が当たったような気がして妙に嬉しくなりました。

釣り竿一つ持ってないのに。。

三日月湖は流れがあまりないのが魚にとってもいいのでしょうか?

そのあたりのことは今回は調べられませんでしたが、気になるところです。

釣りが好きな生徒さんを探して聞いてみようかな。。

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