ゲームを手放すというのは実は複雑で難しい

「そんなにゲームばっかりするな!」

これは先日私が長男に向かって放った言葉です。

もしかしたら生徒の皆さんもお家の人から似たような言葉をもらっているかもしれません。

中学生くらいになると、「ゲーム」ではなく「スマホ」になるのかもしれませんが…

プライベートな話で恐縮ですが。

私の長男は現在幼稚園の年中ですが、凄まじくゲームが大好きなのです。

どのくらい好きかというと、早朝、家族がまだ寝ている時間にこそっと起きて、親が起きるまで内緒でゲームをしているくらい好きなのです。

そして、私や妻が起きると急いでゲームを隠します。

もしかしたら、生徒の皆さんの中には私の長男と同じような人もいるのかもしれませんね(笑)

私は年代的に「ゲームは良くないもの」という意識がありますので、やはり言ってしまうのです、冒頭のような言葉を。

では、長男がゲームを止め、他に何をするかというと・・・

テレビを見始めるのです。

(う~ん・・・ゲームもテレビもそんなに変わらないのではないだろうか・・・)

どちらも画面を見るわけですから、目には良くないと思いますし。。

親としてはもっと違うことをやって欲しいのです。

では、違うこととは何でしょうか?

外で遊んだり、本を読んだり、といったことになって来ます。

「外で遊ぶ」

これがまた厄介なんですね。

私の家は狭山市の片田舎にあります。

車通りも少ないです。

しかし、5歳の長男を1人で外で遊ばせておくのはやはり色々怖いのです。

ということは、誰かが一緒に外で遊ばなくてはいけません。

「そんなにゲームばっかりするな!」

と言ったのは私な訳ですから、そこは私が長男と一緒に外で遊ぶ責任がありそうです。

「本を読む」

これもまた厄介なのです。

長男はひらがな、カタカナは読めますが、当然、漢字は読めないものが多いです。

また、意味の分からない言葉もまだまだたくさんあります。

すると一人で読んでいてもすぐに

「これ、なんて読むの?」「これ、どういう意味?」と聞いて来るわけです。

では、その質問に答えるのは誰か・・・というと

「そんなにゲームばっかりするな!」

と言った私に責任がありそうです。

もちろん、私も時間があれば一緒に遊びますし、本も一緒に読みます。

が、やはり四六時中、長男ばかりを見ている訳にもいきません。

塾が休みの日でも何だかんだでやることはありますから。

妻も二人のお姉ちゃん達の世話をしたり、家のこともしたり、たくさんやることがあります。

妻も長男ばかりを見ている訳にはいきません。

そこで活躍してしまうのが、ゲーム(=ニンテンドースイッチ)なんですね。

そうなんです…

ゲームを手放す…までも行かないとしても、ゲームの時間を少なくする、というのは実は長男一人の問題ではないのです。

長男がゲームをやらないようにするには、私や妻が彼と一緒に時間を過ごす必要があるのです。

彼のゲームの代わりに私がサッカーを一緒にしたり、本を一緒に読んだり…といったことが必要な訳です。

私は安易に

「ゲームばっかりするな!」

と彼に言いましたが、もしその瞬間に

「では、お前は息子と一緒にその分の時間を過ごす覚悟があるのか?」

と天から言葉が降って来たとしたら…

これはなかなか返答に困る問題だぞ…と。

生徒の皆さんのご家庭では保護者様方が上手にゲームやスマホの利用についてコントロールされていると思います。

普段は「他人様にものを教える」という仕事をしている身ではありますが、子どものゲーム問題については心の底から「どうすればいいのか」教えて欲しいと思っております…

未熟な父親の願いをよそに、今朝も息子は私の顔を見るなりゲームを隠しておりました…( ;∀;)

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