先日、驚きの話を聞きました。
「ゲームが人間にいい影響を与える」という話です。
とくに私のように学習に関わる仕事をしている人間にとっては、「ゲーム=悪」みたいな先入観で凝り固まっているところがあります。
「ゲームが良い影響を与えるなんて大嘘だ!」
スマホゲームにハマって成績を落としてしまう生徒さんや、朝からスイッチを追い求める我が子たちを見ているとそう叫びたいのが本心だったりするのです。
しかし、どこかの国の研究機関がちゃんと実験をして調べたそうです。(詳しくは忘れてしまいましたが…)
その実験によるとゲームによってストレスが緩和されたり、達成感が得られたり…
そういうメリットがあるとのことなんですね。
(ただ、こういう実験結果は時代によって変わったりするので、私自身は完全に信じているわけではありませんが。)
こんなことを私の子ども達に知られた日にはマズいことが起きそうです。
「え?ゲームって体に良いの?じゃあ、無制限でゲームをやらせてよ!!」
間違いなくそう言われることでしょう。
しかし、安心してください。
そんなにうまい話はやはりないのです。
この研究には続きがあって、以下の条件が必要とのこと。
- 短時間である。
- 勝ち負けがない。
- ゴールが決まっている。
他にもあったような気がしましたが、忘れてしまいました・・・m(__)m
私がとくに強調したいのは
短時間である
という部分です!
あくまで短時間でないとダメなんですね。
私が聞いた話では15~30分程度とのことでした。
(子どもたちの無制限要求は拒否できそうです…)
それにしても、「やり方によってはゲームも良い効果がある」なんてことは考えたこともありませんでした。
実は旭町教室のBasicでは10分休憩の時だけ、皆でテレビゲームをやる時間を設けていたりします。
それは「ゲームも良い効果がある」ということを知ったからではなく、
「休み時間にみんなスマホばっかり眺めているなぁ…。小さい画面を一人で眺めているよりは、大きい画面でみんなでゲームでもした方が息抜きにもなるんじゃないだろうか。それに周りの生徒と一緒にやることで連帯感も生まれるかもしれないし。」
そんなことを考えてやり始めたんですね。
でも、休み時間にゲームをやり始めてから生徒さんの集中力が上がったような気がします。そして、雰囲気に慣れて来たのか質問の数も多くなっていったんですね。(ウソみたいな話ですが、本当なんです!)
そういうことを考えると、「ゲームってやっぱりちょっとは良いこともあるのかも…」と思わないでもないのです。
本部校の受験生たちは毎日塾に来てもらっています。
ここから本当に心身ともに大変になってくると思います。
休み時間のちょっとの時間。
その時間、1人で黙々とスマホと睨めっこをしているよりは、もしかしたら旭町教室のように少しの時間でも、みんなでゲームをやるのも悪くないのかもしれないな…などとふと思ったりもします。
(あくまで「短時間」という条件付きですが。)