サポーターの三原です。先日、私はずっと見に行きたいと思っていた『ひゃくえむ。』という映画を見てきました!この映画は陸上(短距離)をテーマにしたアニメ映画です。先日開催された世界陸上の余韻に浸りながら楽しんできたので、今回はこの映画の魅力を書きたいと思います。
ざっくりなあらすじは、生まれつき足が速かった(小学生で全国1位レベル)主人公のトガシと、己の努力で日本代表まで上り詰めたトガシの幼馴染の小宮の友情、陸上に対する情熱や葛藤を描いた作品です。まずこの映画の感想を端的に言うと、紛れもない神作品だということです!原作者がかの有名な『チ。』の作者である魚豊先生だということもあり、情景描写をうまく使ったキャラの心情表現や陸上に人生を捧げたキャラクターたちの生きざまが、繊細に且つリアルに描かれていたのがよかったです!またこの映画がもたらす臨場感や緊迫感と共に、0.1秒の差で運命が決まるという、100mの競争の激しさと残酷さを表現していたのが印象的でした。臨場感や緊迫感といえば、劇場内に響き渡るキャラたちのスプリット音(地面を蹴った時の音)やスタートまでの過程(選手紹介→スタブロのセッティング→スタート練1本→スタート準備)はとにかくリアルに描かれており、自分も学生時代に経験したことがあるからこそ、キャラたちの緊迫感がすごく伝わってきたので、見ている私の方が心臓バクバクになるほど緊張して見ていました。これ程の緊張感と臨場感を味わえるのは、劇場ならではの素晴らしい体験だなと感じました。
更に、個人的に作中であるキャラが放った名言がとても印象的だったのですが、それは、“勝てないという本来の現実から逃げ、自分が勝つという存在しうる別の現実へ進んでいく”という言葉です。これは海道という選手の言葉なのですが、ライバルとの実力差を実感しつつも、絶対王者と謳われるライバルに勝つその瞬間まで努力し続ける、という強い決意をこのフレーズから感じ取り、カッコいい現実逃避だなと感銘を受けました。
ここまで長々と『ひゃくえむ。』の魅力について書いてきましたが、いかがでしたか?きっと誰もが満足し、心に残る映画だと思うので、気になる人はぜひ見に行ってください!!
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伝説のサッカー選手
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