5月3日~5月7日までは山口学習塾もお休みになります。
4月29日からすでに連休に入られているお父様、お母様もいらっしゃるのではないでしょうか。
昨夜のサザエさんでも、「ゴールデンウィーク」の話題が出ていました。
(ちなみに昨夜のサザエさんとのジャンケン勝負は負けてしまいました…)
さて、皆さんは当たり前のようにこの五月の連休を「ゴールデンウィーク」と呼びますよね?
私も呼びます。
でも、なぜ五月の連休を「ゴールデンウィーク」と呼ぶのでしょうか。
カレンダーを見てみてください。
「ゴールデンウィーク」とは書いてないですよね?
そうなんです、「ゴールデンウィーク」とわれわれが当たり前のように使っている言葉は、5月の連休を正式に表している言葉でも何でもないんです。
ネットで調べるとすぐに出てきますが、実は「ゴールデンウィーク」という呼び名は映画会社の宣伝から始まったのです。
映画会社が5月の連休にたくさんのお客さんに来てもらうために「ゴールデンウィーク」という言葉を広めた、というのが始まりなのだそうです。
たしかに「5月の連休に映画を見に行こう!」という宣伝文句よりも、「ゴールデンウィークは映画に行こう!」の方がインパクトがありますよね。
映画会社の宣伝文句から始まった言葉だけに、NHKのニュースなどでは「ゴールデンウィーク」という言葉は基本的には使われないそうです。(NHKは民放ではないので、特定の会社の宣伝になるような表現は避けるのだとか。)
NHKでは「5月の大型連休」と表現しているそうですね。皆さんも時間があったら、NHKのニュースを注意深く聞いてみて下さい。
当たり前と思っていることも、実は会社の宣伝が由来だった…というのは意外に多いものです。
バレンタインデーにチョコを上げる風習も、ある日本のチョコレートメーカーが「バレンタインデーにチョコをあげよう!」というキャンペーンをしたのが始まりと言われています。
だからバレンタインデーにチョコを上げるというのは日本独自のものなのです。
本場のイタリアでは恋人同士がお互いの気持ちを確かめ合う日として、物を交換したり、食事をしたりする日だそうです。
他にも「サンタクロースの赤い服」なども、ある企業の広告宣伝が大きく影響している…という話もあったりします。ハロウィンだって、私が子どもの頃は全く定着してなかったと思うのですが、いつの間にか「当たり前の行事」になっていますよね。これも皆さんが大好きなある巨大テーマパークの影響が大きいのだとか…
当たり前の行事や文化だと思っていたものが、実はある会社の宣伝広告がきっかけだった…と聞くと、個人的にはなんだか切ない気持ちになるような気がしますが、その考え自体が古いのかもしれません。
「一つの企業がある国の行事や文化を作る」それは今の時代、当たり前のことなのかもしれません。そして、これからの時代はSNSなどで「ある個人がある国の行事や文化を作る」なんてことも起こりうるのかもしれませんね…
なんだかすごい時代になりそうで、私にはついていく自信がありません。。( ;∀;)