その一瞬を狙って

2月になりました。

いよいよ残り一月ですね。

今年の受験生の戦いも、もうすぐ終わります。

公立高校受験生には、昨日理科の総点検のチェック表を渡しました。

項目ごとに分からなければ、調べる。調べても分からなければ、質問する。

これをどれだけ速く、どれだけ確実に得点になる知識として落とし込めて行けるか。

入試の成否に大きくかかわるプリントになるはずです。

昨日も何人かの生徒が早速質問を持ってきてくれました。

授業と授業の合間、それこそ、私が数十秒空いた瞬間を狙って質問に来てくれた生徒もいます。

「今、すぐに、絶対にその知識を正確に獲得したい!」という意欲にあふれた行動です。

「教科書を調べたら、こういう風に書いてあったんですけど、入試で問われる場合もこの理解であってるんですか?」と、入試で得点するための100%の理解を確認しに来てくれる生徒もいます。

「このチェック項目の解答を書いたんですけど、確認してもらっていいですか?」と見せに来た生徒もいます。1点でも減点したくないという意志の表れだと思います。

この期に及んで、質問が面倒くさいとか、こんな質問したら恥ずかしいとか、自分のキャラじゃないとか、そんなことを大事にしている場合じゃありませんよ?

ライバルたちはそんな小さなことにはお構いなしで、一点でも捥ぎ取ってやろうというモードに入っているんです。

自分がほんのちょっと油断している間、その一瞬をぬって我々に質問し、一点を積み上げて行っているライバルたちがいるんです。その一瞬が合否に関わる瞬間かもしれない、そういう意識で残り一か月を過ごしてください。

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