あと2週間早ければ…

中3生はいよいよ入試が迫って来ています。

私立高校の入試はあと40日。

公立高校入試はあと71日です。

われわれも毎日のように教材会社から頂いている過去の入試データと向き合い、受験生一人一人、どのくらいの点数まで取ってもらわないといけないのか、そのためにどの教科に力を入れてもらわないといけないのか、そんなことを話し合っています。

今、私の目の前には2022年の川越南高校の入試結果のデータがあります。

入試当日の点数と内申点が示され、合格、不合格が書かれています。

ある受験生は、内申点(通知表の合計)が196点、当日の点数が283点とあります。合計で479点です。

また、別の受験生は、内申点が188点、当日の点数が283点とあります。合計で471点です。(ともに山口学習塾の受験生ではありません。)

先の受験生は合格と記されています。

いっぽう後の受験生は不合格と記されています。

内申点、当日の入試の点数あわせてたった8点の差です。

たった8点で合格と不合格が分かれてしまうのです。

たった8点。

勉強時間に換算するといったいどのくらいでしょうか。

テスト対策のときの勉強を思い出してみてください。

必死に勉強すれば2週間程度でも相当の勉強量を積めるはずです。

もちろん、定期テストと入試は違います。

しかし、入試の問題で言っても2週間分の勉強は、8点を稼ぎ出すための時間としては十分すぎる時間でしょう。

五教科で8点というのは、1教科あたり2点未満でいいのです。

つまり、問題数としては1教科1問分正解をプラスできれば十分なのです。

「おそらく…」という推測の話はしてはいけないと思いますが、先ほどの8点差で不合格となってしまった受験生も2週間早く入試に向かって本気の勉強を開始していれば、合格した可能性は高かったと思います。

勝負事に「たら・れば」は言ってはいけないですが、「たった8点で…」と考えると、「もし2週間早く勉強していれば…」と思ってしまうのも無理はないと思います。

二学期が終わり冬休みに入ればほとんどの受験生のスイッチが入り始めます。

その時期からはどの塾に通っている生徒さん達も、また、塾に通っていない生徒さん達も、本気モードに突入していくことでしょう。

「2週間早く勉強していれば…」この後悔をしたくないのであれば、今、この時点から本気モードにならないと遅いのかもしれません。

山口学習塾でも、ポツリポツリと我々の決めた3時間半よりも当たり前に長い時間勉強する受験生が現れ始めました。

冬休みに入る前、今、この時点、周りの受験生たちがまだほんの少し余裕をもって過ごしているこの時点。

今こそが「2週間早く」に当たる時点なのかもしれません。

本気モードに突入すべき時点なのかもしれません。

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