あまり人には言ったことがありませんが、私は幼稚園の頃から9年間、空手をやっていました。オリンピック競技にもなっている、型が主体の競技空手ではなく、実際にパンチを当てるフルコンタクトという種類の空手です。イメージ的にはK-1やキックボクシングが近いかもしれません。
練習は相当ハードでした。
週5で道場に通い1時間の練習、帰ってからは父に強制的に1時間の練習をさせられ…。
痛いし苦しいので、毎日嫌々練習していました。いえ、「させられていた」と言う方が正しいのかもしれません。
改善点なども父がすべて考え、私は言われたとおりに練習を行っていました。
道場の練習ではできるだけ楽をしようと、スパーリングも軽く流したりしていました。
そんな感じでやっていたので、9年間で3位入賞が2回だけという、なんとも微妙な戦績でした。
辛く苦しい練習でしたが、ほとんど休みなく行っていたので、「自分なりには」頑張っていたと思います。。
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話は変わりますが、現在当塾に通っていただいている生徒さんの中には、フルコンタクト空手をやっている選手が2人います。
どちらの生徒さんも私なんかは比べ物にならないほど強く、入賞もたくさんしています。
練習内容を聞いたところ、毎日3.5時間くらい練習しているそうです。
それも、私のように「やらされている」練習ではなく、自分から進んでやっているので、
そのうちの1時間を取ってみても、練習内容の濃さが全然違うと思います。
自分の改善点を自分で考え、毎日課題意識を持って練習しているのだと思います。
「3.5時間じゃ全然足りない」とまで言っていました。
あの苦しい練習を3.5時間… 当時の私からすると考えられません…。
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当時の私は「なんでこんなに頑張ってるのに勝てないんだろう。」「どうせ勝てないのに何でこんなに練習しなきゃいけないんだろう」などと考えていましたが、今思うと勝てなくて当然ですね。
方や、人からやらされて、時間が経つのを心待ちにしながら練習する2時間。
方や、自ら進んで、課題意識を持ってやる3.5時間。
意識も練習時間も全然違います。
勝てるはずがありません。
やはり何事も、結果を出している人は、「自分なりに」では到底及ばない努力をしているのだと改めて思いました。