「早くやる」は強い!

昨日、大東西中の3年生に社会のプリントを渡しました。

合計6枚。

教科書やワークを調べながらやってもらいましたが、全員がかなりのスピードで終わらせてくれました。

  1. とにかく早く問題を読む。
  2. 分からなければすぐに調べる。
  3. 調べても分からなければすぐに質問する。

この3つを高速回転して、取り組んでくれました。

「ゆっくり丁寧にじっくり取り組む」

これが大事になるような勉強もあります。

研究などはそうかもしれません。

しかし、テスト勉強においては

「多少雑でもいいから、とにかく早く終わらせる」

という勉強が強いように感じます。

(昨夜の大東西中の3年生が「雑にやっていた」と言うわけではありません。高速で問題に取り組みながらも、可能な限り丁寧にやってくれていました。テスト勉強としては理想的な勉強をしてくれたと思います。)

早く終わらせようと思えば、質問回数も多くなります。

私は何でもかんでも教えるようなことはしませんが、頭を使ってじっくり考えてもらいたい問題にしても、早く質問に来てもらった方がいいのです。

「その問題は教科書のこのページを読んで少し考えてみて。5分考えても分からなかったらすぐに来てね。」

など、声をかけることができます。

そういう声がけをもらえた方が、「あぁ、この問題はちょっと難しいのか。少し力を入れて考えてみよう。でも、あんまり長く考えすぎるのは時間がもったいないから5分経ったらすぐに先生のところに行こう。」

と、問題に立ち向かう目安が持てるように思うのです。

ダラダラと時間を無駄にすることもなくなるかもしれません。

また、問題集によっては「学校の定期テストや入試でほぼ出題されることはない問題」というのも、稀に掲載されています。

すぐに質問をしてくれれば、

「それは出題されないから、この答えを書いておいていいよ。」

など、勉強の時間短縮につながるような声がけをすることもできます。

「質問の回数」という観点だけでなく、早く終わらせればそれだけ早く勉強の穴を見つけることもできます。

定期テストで点数を上げるには、テスト範囲の穴をどれだけ埋められるかにかかっています。

穴を埋めるには、まず穴がどこにどれだけあるのかを自分自身で探らなければいけません。

学校のワーク、学校のプリント、塾のプリント、塾の模擬テスト。

それらを高速回転で早く終わらせることができれば、早く穴を発見することができ、そして穴を埋める時間を多く取ることができます。

当然、穴をたくさん埋めた生徒さんが高得点を取る可能性が高いのです。

昨夜の大東西中の3年生は、まさに点数を稼ぐための正しい勉強をしてくれていたと思います。

思考力を鍛えたり、物事を追究したりするような勉強では

「ゆっくり丁寧にじっくり取り組む」

という勉強が大事になって来るとは思います。

しかし、今、皆さんが取り組んでくれている勉強は「定期テスト勉強」です。

なぜ勉強しているかといえば、「定期テストで点数を取るため」です。

であれば、今は

「多少雑でもいいから、とにかく早く終わらせる」

という意識でガンガン勉強に臨んで欲しいと思います!

注:あくまで「多少」ですから。問題文をぜんぜん読まないで適当に答えるだとか、解答を丸写しするだとか、そういう勉強はいくら早くてもダメですよ(;^_^A

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