皆さんは自分が何世代と呼ばれているか知っていますか?
アメリカ発祥の呼び方ですが、皆さんは「Z世代」と呼ばれています。
アメリカでの世代の呼び方をWikipediaで調べてみました。
生まれた年 | 世代名 |
---|---|
1928年-1945年 | サイレント・ジェネレーション |
1946年-1964年 | ベビーブーマー |
1965年-1980年 | ジェネレーションX(X世代) |
1981年-1996年 | ミレニアルズ/ジェネレーションY(Y世代) |
1997年-2012年 | ジェネレーションZ(Z世代) |
今、山口学習塾に通っている小中学生、そして自習に来る高校生、さらにサポーターの大学生。
みんなZ世代なんですね。
もちろん、私は皆さんとは別の世代の人間ですので(詳しくは言わないことにしますが…(;^_^A )、皆さんとはものごとの考え方などでだいぶ開きがあるのかもしれません。
(皆さんから見ると、私の言っていること、思っていること、やっていることはもしかしたらものすごく時代遅れなのかもしれない…)
そんなことを考えて、先日、図書館からZ世代の人達についての本を借りて読んでみました。
そこに書かれていたZ世代の特徴を簡単にいくつか挙げてみます。
- 生まれた時から当たり前にデジタルツール(とくにスマホ)、SNSなどがあった。
- 社会問題(環境問題、人権問題など)についての興味が前世代の人達よりも深い。
- モノよりもコト(経験)への欲求が強い。
- 偉い人、人気者に憧れるよりも、「自分にとって何が大切で、自分が何が好きか」が大事。
本を読んでの私自身の解釈で書いてしまっていますので、一般的に言われていることとズレている部分もあるかもしれませんが…
たしかに自分自身の子どもの頃や若いころと比べると、Z世代との違いを感じる部分がたくさんあります。
たとえばスマホ。
こんな便利なものは私の子どもの頃には当然ありませんでした。
私の子どもの頃だと、スマホみたいなものはマンガや映画の世界に出てくる未来の道具でした。
まさにドラえもんのポケットから出てくるような夢の世界のもの。
SNSにしても、私が大学生くらいの頃は今とは全く違いました。
今はほとんど使っている人はいない?(というと失礼かもしれませんが)ミ〇シィというものが流行っていました。
ただ、今ほど当たり前にみんなが使っているものではなく、「知らない人と繋がるのが怖い…」ということで、使っていない人もたくさんいた気がします。
私もその一人でしたし、未だにSNSに対してそういう意識がありますので、プライベートでSNSを使うことはほとんどありません。(塾のインスタはなんとか必死にもがきながら更新しております。。)
最近、皆さんにSNSのことについて色々聞いているのは、「Z世代の人達はSNSを当たり前のように使いこなしている。自分ももっと勉強しないと…」という焦りがあって聞いているのです。
他にも、私が子どもの頃や、私が塾の仕事を始めたばかりの頃は悪ふざけで「差別用語」を使う子ども達もいました。
私はそういう言葉が嫌いなので使いませんでしたし、生徒たちが使っていれば注意していました。
しかし、最近はそのような言葉を注意することもかなり少なくなった気がします。
もしかしたら、人権に対するZ世代の皆さんの意識が前の世代と変わってきた証拠なのかもしれません。
皆さんは私の世代の人達よりも、ごく自然に「多様性」への理解が深いのかもしれませんね。
大学生のサポーターと話をしていても、自分の頃と比べてだいぶ変わったなぁ…と思うことがいくつもあります。
たとえば運転免許。
私が若い頃は高校卒業とともに(進路決定とともに)、多くの人が教習所に通い始めていました。(だから、教習所に知り合いがたくさんいたのです。中学時代の友人に教習所で久しぶりに再会する、というのは定番中の定番でした。)
そして、運転免許が取れたら早速車に乗って友達とドライブに行くわけです。
私も二束三文の中古車をなけなしのお金で買い、友達とドライブに行った先で木にサイドミラーを当ててしまい、サイドミラーが木っ端みじんになった思い出があります。
「早く外の世界を見たいがために早く車に乗りたい!だから早く運転免許を取りたい!」
そういう若者がたくさんいた時代だった気がします。
しかし、今の大学生はそうでもないようです。
自分の生活のペースに合わせて「取れる時に取る」という感じで、本当に人それぞれ時期が違っているようです。
そして、免許を取ったとしても運転をしない人達もたくさんいるようです。
今の大学生は、いわゆるペーパードライバーは当たり前なんですね。
おそらくスマホをちょっと見れば、世界中のことをすぐに知ることができるZ世代の皆さんにとっては「車に乗って外の世界を見に行く」という感覚自体が理解し難い考え方なのかもしれません。
運転免許でいうともう一つ。
あくまで私個人の狭い世界での話ですが、「男はマニュアルで運転免許を取る!」みたいな妙なプライドみたいなのが当時はあった気がします。(あくまで私の周りは、です。)
自動車にはマニュアル車とオートマ車(オートマチック車)があるのですが、マニュアル車に乗るにはマニュアル免許を取らないといけないんですね。
(マニュアル免許を取ればオートマ車も乗れます。)
ただ、街中を走っている車のほとんどはオートマ車なのです。
そして私は、運転免許を取って以来、マニュアル車には一度も乗ったことがありません。
マニュアル免許はオートマ免許に比べて、取るのに時間もかかるし、お金もかかるのです。
特別「車が大好き!」ということでもなければ、もしくは車を使った特別な仕事に就かなければ、人生においてオートマ車しか運転しない可能性の方が圧倒的に高いのです。
わざわざ時間もかかるし、お金もかかるマニュアル免許を取る理由は、訳の分からない「男はマニュアル免許を取るべし!」というプライド以外にない、と言われても何も反論できないんですね…
当時、少なくとも私の周りの友達は、そういうくだらないプライドだけでマニュアル免許を取っている人がたくさんいました。(彼らのうち何人が、これまでの人生でマニュアル車に乗ったことがあるだろうか・・・)
それが今の若者は全く違うようです。
サポーターの大学生に聞いても、ほとんどがオートマ免許を取っているようです。
理由は「そっちの方が時間もお金もかからないし、そもそもマニュアル車を乗る予定もない。」とのこと。
至極正しい判断です。。なんの異論もありません。。
つまらないプライドよりも、「何が自分にとって大事なのか」を分かっているZ世代の賢さが垣間見れるような気がします。
服装にしても私が大学生の頃は「〇〇(ブランド)の何々が着たい!そのためにアルバイトでお金を貯める!」という人は多かった気がします。
でも、今の大学生は「自分の好きなものをできるだけ安い金額で揃える」という人が多いようです。
それでも見た目は十分オシャレなんですよね。。
このように生徒やサポーターの皆さんと私における考え方の差、関心の差をジェネレーションギャップと言います。
私は今、このジェネレーションギャップを大いに感じて焦っております。
生徒さんとの意思疎通が今までのようにできるだろうか・・・
いや、自分の子ども達との意思疎通も果たしてできるのだろうか・・・
これは生徒さんや大学生のサポーターに色々学ばなければいけないな、と。
ですから、今後も皆さんにちょくちょく今の時代のことをお聞きするかもしれません。
その際は面倒くさがらずに答えて頂けると幸いでございます・・・
ちなみに日本版の世代名もあります。
同じくWikipediaより。
生まれた年月日 | 世代名 |
---|---|
1935年-1946年 | 焼け跡世代 |
1947年-1949年 | 団塊の世代 |
1950年-1964年 | しらけ世代 |
1965年4月2日-1971年4月1日 | バブル世代 |
1971年4月2日-1982年4月1日 | 氷河期世代 |
1982年4月2日-1987年4月1日 | キレる17歳世代 |
1987年4月2日-2004年4月1日 | さとり世代 |
2001年4月2日-2014年4月1日 | コロナ世代 |
焼け跡、しらけ、氷河期、キレる17歳、コロナ・・・
なんだか暗い感じの言葉が並んでいますね。
日本版で世代を話すと暗くなりそうなので、世代を話題にするときはアメリカ版で話そうと思います。。